第7・?話2

放課後のオカ研の部室


合宿の資金調達の為に、コスプレカフェのバイトをする事に成った。


「それじゃ行きましょうか。」


と北条さんがバイト先へと歩き出した。


「え!?今から?」


と俺は突然の事で声を出して仕舞った。


「夏休みまで後約3週間、余り時間は無いわ。」


と北条さん。


仕方なく俺と紗理奈は、北条さんに付いて行く事にした。


「所でバイト先は何処?」


と俺は北条さん聞いた。


「アキバよ。」


と北条さん。


「遠くな~い?」


とグチる紗理奈。


「高々電車で40分程度でしょ?」


と北条さん。


充分遠いと思います。


続けて北条さんが


「その代わり割が良いバイトだし、余ったお金でカワイイ服も買えるわよ。」


「行く!」


と紗理奈。


チョロいぞ!紗理奈!


俺達は吉祥寺の駅から電車でアキバへ行った。


オカ研3人組、アキバに立つ!


「其じゃ行きましょうか。」


と北条さんに付いて行き、駅を出るとチラシを配るメイドさんが沢山いた。


「わざわざアキバの駅から来た甲斐があるわね。」


と北条さんは御満悦だ。


俺もです。


「え!?じゃアキバじゃ無くても良かったの?」


と紗理奈が言うと北条さんが


「御茶ノ水駅から降りた方が、乗り換え無しで来れたのよ。」


と言った。


「えー!」


と紗理奈が驚いていた。


気を取り直し、少し歩くと4階建ての古いビルの前まで来た。


「さあ、入りましょうか。」


と北条さんに促され俺達はビルの中へ入ると、天井にはシャンデリアが幾つもあり、床には赤いカーペット、右側にはカウンター、そして棚にはお酒がディスプレイ去れていた。そうしている内にバニーガールが


「いらっしゃいませ。」


と出迎えて来た。


「私達はバイトの申し込みに来ました。」


と北条さんが目の前のバニーガールに言った。すると奥に通され面接を受け、3人共バイトをする事に成った。


ただ人手が足りないから、今日から遣って欲しいと店長に言われ、北条さんがあっさり引き受け、俺と紗理奈も巻き沿いに成って仕舞った。


其から控え室で黒いバニースーツと網タイツに、黒いヒールを渡され着替えると、ちょっとキツい、特に胸がパンパンで胸がはみ出してる。ガラナの胸が大きいんだなぁ。バニースーツを着て身体のラインがクッキリだ。


改めてガラナってスタイルが良いんだなぁと思った。ガラナに憑依してから、始めてガラナの身体をマジマジと見た気がする。


「何なら好きにして良いわよぉ~。」


と突然ガラナが色っぽく言って来た。


絶対からかってるだろ!


「い、いえ、遠慮して置きます・・・・と言うか今話しちゃダメでしょ。」


とガラナにコソコソ話した。


「今、女の人の声が聞こえた気がするんだけど?」


と北条さんが言って来た!


ヤバい!


霊感の強い人には、ガラナの声が聞こえて仕舞うからね。


「いえ、このバニースーツがちょっとキツなぁと思って、特に下の方がちょっと食い込んでるみたい。」


と誤魔化すと


「仕方無いでしょ?急きょバイトを引き受けて合うバニースーツが無かったんだから。」


と北条さんが言って来た。そして北条さんの方を見ると


は!


北条さんの胸の辺りがパンパンに成ってる!北条さんのバニースーツもキツいのかな?

俺はうっかり北条さんのバニーガール姿をマジマジと見ていると俺の視線に気付いたのか


「ちょっ、ちょっとベイフィールさん!そんなにジロジロ見ないでよ。」


と北条さんが顔を赤くして手を胸と下に当てて恥ずかしがっていた。


「ちょっと勇!?じゃなかったベイフィールさん!なんか目がオッサン見たいに成ってる!」


と紗理奈に言われ紗理奈を見ると


は!


今度は紗理奈のバニーガール姿をマジマジと見て仕舞った。


此処はパラダイスかよ!


「も~!勇!?ベイフィールさんの変態!」


紗理奈が怒って仕舞った。


「ゴメンゴメン、君達が美し過ぎて見入って仕舞ったのさ。」


と気取って言うと


「バカ言って無いで早く仕事するわよ。」


と冷静に北条さんが言われて仕舞った。


俺達はホールに出て注文を取ったり、配膳を始めた。


このヒールって歩き辛いなぁと、思いながら下を向いて歩いていると、目の前に北条さんが居た!


「あ!」


「キャ!」


ドタ!


焦った俺は足が縺れ、前から北条さんを押し倒して仕舞った!

そしてその拍子であのパンパンの胸に、顔を埋める形に成り


「ベイフィールさん・・・退いて呉れないかしら・・・」


と北条さんが顔を赤くしながら言った・・・


その途、端周りのお客さんにスマホ写真を撮られて仕舞った!


「あー!も~!勇!?ベイフィールさん!また北条さんを押し倒してる!」


と紗理奈さんにまた怒られて仕舞った・・・


「違う違う!此は事故!解るでしょ!」


「も~知らない!」


と紗理奈が怒ってる。


「あ!ゴメン!紗理奈!」


とそんな遣り取りをしていると、外が騒がしく成ってるのに気付いた。


「勇太よ。外で何か起きている様だぞ。」


とブレスレットのガイバーンが、コソコソ話して来た。


「行くの?」


と紗理奈が心配している。


「うん。」


「無事に帰って来て。」


と強い想いで紗理奈が言った。


俺は店長に外に出る事を告げ、未だ少し怒ってる紗理奈と首肯き合い、外に出様とした時


「ベイフィールさん!」


と北条さんに、心配そうな表情で呼び止められた。だけど俺は


「大丈夫!直ぐ戻って来るわ。」


と店を出た。


グワァァァァァァァァァァ!!


ん!?獣魔か!声のする方に行くと、近くの大通りの変形交差点で、獣魔が暴れていた!


「変身だ!」


「了解!」


「やっとあたし等の出番だねぇ~。」


とガラナ、皆が居たから中々話せなかったから、やっと声が聞けた。


あ!さっきエロい事言われてた・・・・


気を取り直し、俺は物陰に隠れ


「現れろ!ガイバーン!」


「了解!」


上空に光と共に無数の粒子が集り、飛行形態のガイバーンを構築、物質化して行った。飛

そして上空に行形態のガイバーンが現れた!


「マテリアルチェンジ!ダークエルフ!」


と俺が叫ぶと


「了解!偽装解除、コスチューム変換!」


とガイバーンが応えた!すると

人間の耳のホログラムが解かれエルフの長い耳に、白目にエメラルドグリーンの瞳のホログラムが解除され、黒目に金の瞳になり、バニースーツが光と共に粒子分解して、ガラナのビキニアーマーに再構築した。


「よし行くぞ!」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る