第31話‐2

吉祥寺にまたしてもモンスターが現れた! ハーピーが現れた〇1の裏に到着したけど、其処には既に二人の警官が居て、空を飛ぶハーピーに発砲していた!


「此処はこの私、バ、バルキリースターに任せて!」


と恥ずかしく成りながら俺は名乗った。すると警官の一人が


「そんなコスプレして無いで早く逃げなさい!」


と言われて仕舞った。

其の時バイク状態のガイバーンが


「勇太よ!ハーピーの真下に深雪が居るぞ!」


とインカムから言って来た!


見ると確かに蓬田さんが倒れていた。


「多分ハーピーに襲われ掛けたんだろう。」


「良く襲われる子だねぇ~。」


とガラナが言った。


俺は直ぐに蓬田さんの所まで駆け寄り


「大丈夫?ケガはない?」


「ありがとうございます・・・バルキリースターさん・・・いえ・・・お姉様!」


と蓬田さんしがみ付いてきた。


「えー!」


またかい!でも構わず蓬田さんを警官の所まで連れて行き


「この子をお願いします!」


と蓬田さんを託した。


「おい!君ー!」


警官は俺を呼び止めようとした。

だけど俺は構わずハーピーの所まで行き、空を飛ぶハーピーに向かって


「烈波弾!」


と何度も放った!だけどハーピーに避けられ続けて仕舞った!


其の時インカムから北条さんが


「空渡君!烈波弾なんてダサいわ!メテオクラッシャーにするのよ!」


とクレームを出して来た!


「えー!何で~?」


と俺はが聞くと


「戦うヒロインのバルキリースターに合って無いもの!」


と北条さんがまた謎の主義を語ってきた!


続けて紗理奈が


「メテオクラッシャーの方がカッコ良いよぉ~!」


とインカムから言ってきた。


「仕方ないなぁ~、解りましたよ~。」


と俺は渋々同意した。

何だか北条さんが、面倒臭く成って来たぞ!


其にしても烈波!?メテオクラッシャーが当たらない以上、接近戦に持ち込むしかない。

俺は羽を出し、地上三階位の所を飛ぶ、ハーピーの所まで飛んだ!


其の時インカムから北条さんが


「ちょっと空渡君!マスクのバイク乗りが、空飛んじゃダメでしょ!」


とまたクレームを着けて来た。

其に対してバイクのガイバーンが


「亜里査よ!マスクのバイク乗りには一人、空飛ぶマスクのバイク乗りが居るではないか!」


と通信した。


「く!痛い所を突くわね!ガイバーンさん!流石だわ。」


と北条さんがダメージを受けていた。


う~ん、何を言ってるんだこの人達は!


話に着いてけない・・・・


しかし、謎の絆が深く刻まれて行く瞬間を今、立ち会って居る実感を噛み締めているのに気付いた!


「勇太!アンタまたバカな事考えてない?」


とガラナな突っ込んだ!

何で解るんだ!


鋭い!


「き、気のせいさ。」


と俺はサラッと流した。

其の時紗理奈がインカムから


「空渡君!飛ぶと、下からパンツが見えてるんじゃないの?」


「あ!パ、パンツ位どって事無いよ!」


と強がっていると


ギーーーーーーーー!!


奇声をあげて、突然ハーピーが足の爪で攻撃して来た!俺は居合い掌でカウンターをしようとした。だけど上半身が女の子で攻撃し辛く、居合い掌を撃たずかわして仕舞った。


「何遣ってるんだい!勇太!あたしに代わりな!」


とガラナに代わると弥次馬が


「ん!?なんか急にバルキリースターの背が伸びて、グラマーに成った様な?」


と声が聞こえて来た。


「風の精霊よ、ショットウェーブ!」


とガラナが衝撃波の魔法攻撃を

ハーピーに放った!

ハーピーは〇1のビルの壁に叩き付けられ、墜ちて行った。そして頭を打ち付け倒れ込んだ。


「今よデカブツ!」


其の時ハーピーが起き上がり


「う~ん・・・・ここ何処~?お姉さん誰~?」


と聞いてきた。あれ?急に大人しく成ったなぁ。


「ちょっと待ってくれ!」


と俺は二人を止めた。そしてガラナから代り


「君、大丈夫?」


と手を差し伸べた。

するとハーピーは翼を差し出し、俺は其の翼の先にある手を握り起こした。


「北条さん!この子頭を打ったら急に大人しく成って、このままほっとけないから北条さんの家に保護したいんだけど。」


とインカムで通信した。


「頭を打った!?何処かで聞いた様な設定だわ。」


設定って!


「構わないわよ。また私のUMAコレクションが増えるのね!」


確認してるからUMAじゃないんじゃ!?


「は!でも内のネコちゃんとケンカしないかしら!」


と北条さん。


ネコちゃんって!そんな猫の飼い主の様な発言をされても・・・


と言うかニーニャは飼い猫かい!

まあ似た様なものか。

細かい事は気にしないで置こう。


「ガイバーン!弱ったハーピーを、乗せて行きたいんだけど。」


とインカムで通信した。


「うむ!ではサイドカーにして乗せて行こう!」


とガイバーンがマテリアルチェンジでサイドカー化した。


其の時また北条さんが


「流石だわ!ガイバーンさん!マシーンの人のバイクみたいだわ!」


と通信で感心していた。

意味が解らないんですけど・・・


俺はハーピーをサイドカーに乗せて行こうとした。


「ちょっと君!其の怪物を置いて行きなさい!」


と警官が引き止め様とした。


だけど!


「この子は私が預かります。」


と言い残し、其の場を後にした。

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