第27話‐2

俺達は手分けして中休みに校内を、昨日助けた内の女子生徒を探し始めた。未だSNSに何も上がっていない。今の内に見付けないと!


だけど簡単には見付からない。昼休みにホールを探し始めた。ここなら沢山生徒が集まって来るから、居るかもしれない。


其の時北条さんと紗理奈に出会した。


「あ!空渡!?シフォンさん!」


と北条さん


「こっちには居なかったよ!」


と俺は北条さんに応えた。

続けて紗理奈に


「中山さんの方は?」


「ダメ!見付からない!」


其の後も学校の施設を探した

やっぱり見付からない・・・


中休みに一人で探して廊下を歩いて居るとこっちを凝視する子が居た。


見付けた!


「ちょっと其の人!」


と助けた内の女子生徒が話し掛けて来た。


「貴女の知合いで褐色で銀髪セミロングの子知らない?」


俺が褐色だから、同じ国の留学生だと思ったんだろう。


「いえ。知らないよ。」


と俺は答えた。今直に口止したい!


ふ、と見ると其の子がジーと俺を見始め


「貴女、昨日私を助けてくれたお姉様に似てる様な・・・・」


ヤバイ!と言うかお姉様って!


ヤバイ子だった~!


「き、気のせいじゃない?其より助けたお姉様って?」


「其は私とお姉様の秘密よ。」


と其の子は答えた。しばらくは

安心だ。


俺が名前と学年を聞こうとした時、予鈴が鳴りあの子が行って仕舞った!


俺は自分の教室に戻ると、紗理奈と北条さんに、其の事を伝えた。


「お姉様って、そっち方面の子だったのね。」


と北条さん冷静に言った。


「私以外にも助けるなんて!」


と紗理奈が言った。

そんなむちゃくちゃな!


仕方無く帰りに学校の門で待とうと、正門に3人で歩いて居ると、正門でキョロキョロしている、内の女子生徒が居るのを見付けた。


「あの子だ!」

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