第25話‐2
深夜の井の頭通り
アルスナーダのモンスターの居る場所に、急行する勇太。
「北条さ~ん!何で俺バイクに乗って走ってるの?其にこのバイクやたらと古いし煩いし、何でボディが黒なのに文字が赤なんだよ?」
俺はインカムで北条さんに通信した。
「やっぱり特撮ヒーローはバイクに乗って現れなければ成らないのよ。マスクのバイク乗りや、マシーンの人、其にサンダー男もそうでしょ?其と其のバイクは私の趣味よ。」
と熱く語る北条さん。
「いや、意味が解らないんだけど。」
続けて北条さんが
「其のバイクはS社のウルフと言うバイクでベース車が250ccの2サイクルのレーサーレプリカなんだけど、其のフロントカウルを外して丸ライトにそしてシルバーのアンダーカウルを付けた物なのよ。細かい事は省くわね。でも大丈夫、此でもニワカだから。」
と謎の主義を語る北条さん。
何が大丈夫なんだ!
「其は良いとして、何でヘルメットからツインテールを出してゴスロリみたいな服に、横に広がった様なスカート履いて走らなきゃ行けないんだよ!」
「其は私とガイバーンさんの趣味だからよ。」
と北条さんが何か意味有り気に言った・・・勘弁して・・・
其にしても!
「このスカートじゃ後から見るとパンツ丸見えなんじゃ!お尻がスースーするし其に網タイツにガーターベルトって目立ち過ぎでしょ!此じゃ目立たない様に服を黒にした意味無いよ!」
「其所が良いのではないか!勇太よ!」
「そうよ、其が良いのよ。」
とバイク状態のガイバーンと北条さんが言った。
「あたしはこの服良いんじゃな~い。で、この乗り物気に入ったわぁ、中身がデカブツじゃ無ければねぇ。」
「ほっとけ!」
とガラナ、事態をややこしくするな!
「アホか!そんなの二人で遣ってよ!」
「恥ずかしいではないか。」
とガイバーン、そんなの人に遣らすんかい!
「空渡君、裸で私を・・・・」
「解りました!遣らせて頂きます!」
ぐぬぬぬぬぬ!
「所でモンスターは何処?」
とインカムで北条さんに聞いた。
「ネットの書込みだと、安養寺よ!」
此処から近いな。
「直ぐ行く!」
そもそも何故モンスターは人間を襲って来るんだろう?そんなに人間が憎いのか?そんなに気に入らないのか?存在してはいけない生き物なのか?そんな事を考えながら、俺は其のまま井の頭通りを走り安養寺に向かった。2ヶ月半だけど吉祥寺に居たから直ぐ解る。俺は安養寺の敷地は入り込むと、其処にはミノタウロスが人を襲っていた!俺はバイクで体当たりして、奴を吹き飛ばし襲われて居る人を助けた。
「勇太!襲われていた人が血だらけで倒れてるわよ!」
ガラナに促されて見ると、人が倒れて居た。この寺の人か?早く救急車を呼ばないと!俺はガイバーンに応急手当を頼み、北条さんに救急車をインカムで頼んだ。
「来るぞ!勇太!」
ガイバーンが叫んだ!するとミノタウロスが斧を振り降ろして来た!俺は避けてミノタウロスの蟀谷に、気を集約した当身を打ち付け、更に脇腹に当身をして離れた。ミノタウロスはよろけたけど、また斧を振り降ろして来た!
「く!何て奴だ!」
「勇太!あたしに代わりな!」
ガラナに代りガラナが
「光の聖霊よ。ライトニングアロー!」
光の矢が放たれミノタウロスに貫通した。更にガラナは
「火の聖霊よ。ファイヤーサイクロン!」
炎の竜が巻き付きミノタウロスの動きを止めた。
「今よ!」
ガラナから代り
「気の力を集約。ウォォォォォォォ!烈破弾!」
空気を切り裂く様な音と共に光の弾がミノタウロスに向かって行き、ミノタウロスに炸裂した!そしてミノタウロスは倒れ
「ガイバーン!」
「了解!粒子変換!」
ミノタウロスは粒子分解して消えて行った。
ピーポー!ピーポー!ピーポー!
「救急車が来た!逃げるぞ!」
「了解!」
俺はバイク状態のガイバーンに乗り其の場を後にした。
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