第18・5話

夕方頃俺達北条さん、紗理奈、女の子ガイバーン、ニーニャでメイド服を着て吉祥寺のガラナと女の子ガイバーンのバイト先の、メイドカフェへ行った。


「何でメイドカフェ行くのにメイド服着なきゃいけないんだよ。」


と俺は北条さんに突っ込んだ。


「あら良いじゃない、どの道空渡君はメイド服に着替えなきゃいけ無いんだから。」


まあガラナがバイトするから必然的に俺が着替えなきゃ行けないけど。


「女の子ガイバーンは良いとして、何で紗理奈とニーニャまで着替えてるんだよ!」


「私の趣味よ。」


「えー!」


「私の家に置いて挙げてるから当然よ。」


「なんかくれるだにか?」


ニーニャはなんか喜んでる。


「う~!何で私まで。」


と紗理奈。


「武装は何か無いの?」


と女の子ガイバーン。武装してどうするんだ!


そんなこんなでメイドカフェの前まで来た。

そしてガラナに代わった。ふと見ると店の前に何か書いてある。


「褐色女子始めました?あたしゃ季節物かい!」


とガラナが突っ込んだ。すっかり馴染んでる。


「さあ入りましょ。」


と北条さんに促されメイドカフェに入った。


「丁度良い所に来てくれたわ!貴方達も手伝って!」


と店に入った途端店のメイドさんに頼まれた。


「いえ私達は違います!」


と紗理奈が言い切る前に俺達一行は、店の奥まで連れてかれてしまった。


「これとこれお願いね!」


と店のメイドさんに手際よく渡された。

気が付けば皆働いてた。あ!ニーニャがお客さんのオムライスを物色し始めた。


「くれだに~!」


「ちょっとニーニャ!お客さんの物を物色すしちゃダメでしょ!」


と紗理奈。と思ったら今晩はお客さんがニーニャに餌付けし始めた。あれ?ここ猫カフェだったけ?


「あ~ら貴方、お姉さんと良い事しない?」


あ!今度はガラナが違うお店にしようとしてる!


「お姉さまは私の物なんだから。」


と北条さんがまた可笑しな言動になった。

向こうでは女の子ガイバーンがお客さんに


「ドリルは男のロマン!」


と熱く語っていた。意味が解らん。

どうやら一通り片付いた様だ。

さっきの店のメイドさんが来て


「有り難う!貴方達が来てくれて助かったわ!それじゃこれお礼。」


と北条さんに謝礼金を渡していた。くそ!遣られた!


「ありがとう皆助かったわ。」


と北条さんが笑みを浮かべながら言った。


「はめたわね!」


と紗理奈。


「良いじゃない。置いて挙げてるんだから少し位い。」


と得意気に言った。


「ぐぬぬぬぬ。」


と紗理奈。

こうして俺達はバイトを終え北条さんの家へ

帰った。



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