第18話
フェイトンの自動歩兵を倒した俺とガイバーンは、メイドカフェの前の、紗理奈達の元へ戻った。ガイバーンは凱刃アンナにマテリアルチェンジし、俺は凱刃アンナとメイドカフェのトイレで人間の姿に成った。
俺達は一旦自宅に帰る事にした。そして紗理奈のアパートの前まで戻って来た俺達は、その惨状に愕然とした。何故なら紗理奈のアパートがさっきの戦闘で大破していたからだ。
「これじゃ当分避難所生活だなぁ。」
そう俺は愚痴を溢した。その時紗理奈のスマートホンが鳴った。
「北条さんが自宅に来て良いって。」
紗理奈が今の惨状を北条さんに伝えたのだろう。どうやら北条さんの自宅は無事だったみたいだ。
こうして俺達は北条さんの家で、避難生活をする事に成った。
「いらっしゃいませお嬢様だに。」
「あら良く来たわね。」
とニーニャと北条さんが出迎えてくれた。
「お世話になりま~す。」
と紗理奈と女の子ガイバーンとでハモッて挨拶した。皆は2階の北条さんの部屋に集まった。
「それじゃ空渡君にはこれを着て貰うわね。」
とまたメイド服を渡して来た。
「え~!また~!」
「前に裸で私を・・・・。」
「すいません!着させて頂きます!」
またしてもメイド服を着せられてしまったぁ~。
「空渡君は私と私の部屋で、中山さんは隣の部屋を使って。」
「何で勇太が北条さんと同室なのよぉ!」
「ほら、折角研究対象が来たのだから、色々試さないと。」
ヤッパリそう成るのかって、色々何をするつもり何だ?
「大丈夫よぉ~。紗理奈ちゃん。」
と行き成りガラナに代わった。
「お姉さま・・・・。」
と北条さんが抱き付いて来た。
「あー!ちょっと何遣ってるのよぉ!」
と紗理奈が怒った。
「あらぁ~?忘却魔法が効いて無いのかしらぁ~?」
「あれ?私何を?」
「沿うでも無い様ねぇ~。」
何の事を言ってるんだろう?ガラナは・・・北条さんも可笑しいし・・・・
「ガラナさんが一緒なら大丈夫ね。」
と紗理奈が安心して言った。
何が大丈夫なんだ?
「其にしても、獸魔達の出現する法則が解らない。」
つい溢してしまった。
「一層の事、石神井公園の獸魔が二回現れたポイントで、張り込んで居たら?」
と無茶苦茶を言う紗理奈。今の石神井公園は焼け野原で、場所を特定するのが難しそうだ。
「私なら付き合っても良いわよ。」
と少し顔を赤らめて北条さんが言って来た。
「四六時中居るのはキツいし、北条さんは学校に行かないと。」
「なら私が見張るわ。」
と女の子ガイバーンが突然言った。
「凱刃アンナをもう一体作成して、配置しるわ。」
「でも今は警察や自衛隊が現場検証や、生存者の捜索をしてるだろうし、無理じゃないかなぁ。」
と俺は言った。
「あ!そうだ!学校の中庭のあの丸い後にあの石を置いて、見張ったら?」
と紗理奈が思い出した様に言った。
「それは良い、では其処に配置しましよう。」
と女の子ガイバーンが言った。
「その時はニーニャも一緒に行こう!」
俺は言った。
「やっとアルスナーダに帰れるだに!」
それじゃ明日決行だ!
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