第17話
サイレンと共にアナウンスが流れた。
「現在井の頭公園で、謎のロボット兵器が攻撃しています。武蔵野市の皆さんは直ちに、所定の避難場所に避難して下さい。」
吉祥寺の町は逃げる人々でごった返しだった。俺と女の子ガイバーンはダークエルフにマテリアルチェンジする為に、目の前のメイドカフェのトイレに入った。そして俺は言った。
「マテリアルチェンジ!ダークエルフ!」
「了解!擬装解除!コスチューム変換!」
女の子ガイバーンの合図と共に耳と目の擬装が解かれ、学生服からガラナの服にマテリアルチェンジした。
女の子 ガイバーンは劾刃アンナからガイバーンにマテリアルチェンジして、吉祥寺駅近くの上空に飛行形体で待機して居た。俺は羽を出し飛び立ちガイバーンに搭乗した。
「あ!井の頭公園のダークエルフが現れたぞ!」
「見ろ!上空に井の頭公園のダークエルフの戦闘機が居るぞ!」
「ロボットに変形した!」
「きっと戦いに来てくれたんだわ!」
ガイバーンに搭乗した俺は装備を変えるよう告げた。
「ガイバーン、対地装備にマテリアルチェンジしよう。」
「了解!ガトリングガン、ミサイルランチャー、アサルトビームライフル装備。」
「行くぞ!」
ガイバーンは背中と肩のブースターで、井の頭公園の方へ一気にジャンプした。そこには井の頭公園の獸魔が現れた池の中の辺りに、フェイトンの自動歩兵がミサイル攻撃をしていた。辺り一面火の海だった。
「紗理奈達との思い出のある井の頭公園を・・・・・・このぉぉぉぉぉぉぉ!!」
俺は頭に血が上り、ガトリングガンを乱射してしまった。
「落ち着けぇ!!勇太ぁ!!」
ガイバーンの叫び声で我に帰った。
「ごめん、ガイバーン。」
「どうしたんだ勇太!」
「紗理奈達との思い出のある井の頭公園をメチャクチャに去れてつい・・・・・。」
「これ以上破壊されない様、奴を早く片付けよう勇太。」
「分かったよガイバーン、よし奴の動力源を破壊して早期に無力化しよう!」
「了解!そうすると胴体中央を破壊すれば良い訳だな。」
「うん。」
フェイトンの自動歩兵が、対地ミサイルを発射した。ガイバーンはミサイルをかわしアサルトビームライフルで迎撃した。
続けて自動歩兵がガトリングガンで攻撃して来た。ガイバーンはかわしたが、その弾が住宅街や吉祥寺の町を破壊した。
「くっそーーーーー!」
俺は対地ミサイルで自動歩兵を攻撃した。
だけど自動歩兵はかわしミサイルが住宅街に着弾して、破壊してしまった。ガイバーンはブースターでジャンプして、上空からガトリングガンと対地ミサイルで自動歩兵を攻撃し、ミサイルポッドを破壊して自動歩兵にダメージを与えた。お陰で自動歩兵の動きが鈍った。
「ガイバーン今だ!接近してレーザーナイフで動力部を破壊するんだ!」
「了解!」
ガイバーンはガトリングガンとアサルトビームライフルを投げ捨て、腰のホルダーからレーザーナイフを取り出した。そして腰のバーニアで急接近し、レーザーナイフで動力部を破壊し、自動歩兵は停止した。
「ガイバーン!」
「了解!粒子変換!」
自動歩兵は光りと共に粒子化して消えて行った。
「よし!終わったぞ!」
ガイバーンを飛行形体にして、俺達はその場から飛び去った。
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