第14話

翌日学校に紗理奈と女の子ガイバーンとで登校すると門の前は、物々しい警備と警察が捜査していた。門の周りを見渡すと北条さんと担任の石神先生が話していた。


「北条さん!」


「あ!空!?ベイフィールさん!」


「なんだお前らも来てたのか。」


「どうなっているんですか?」


俺は石神先生にたずねた。


「警察が捜査していてな、今日は休校だ。」


石神先生はそう言われ他の生徒の所へ行かれた。

となると、学校の機材は使えないか・・・


「ガイバーンさんじゃ分析出来ないの?」


と紗理奈が聞いて来た。


「私でもある程度は出来るわ。」


と女の子ガイバーンがそれに答えた。


「じゃあ遣ってみてぐれない?」


と女の子ガイバーンに俺は頼んだ。


「その前に私の家に場所を変えましょう。学校の門の前では目立つわ。」


と北条さんが提案した。


「そうだね、ここだと警察に目を付けられると厄介だ。」


と俺は言った。

俺達は北条さんの家で活動する事にした。

そして北条さんの部屋で女の子ガイバーンが分析を始めた。


「遣ってみる。」


女の子ガイバーンは向こうの世界の石に、手を当てて分析し始めた。


「ゲルマニウム、セレンで構成されているみたいね。光っているのは何かの電磁波を受けている為の様ね。」


「ゲルマニウムとか半導体の原料だわ。」


と北条さんが言った。


「何かのコントローラーの様な物なのか?」


と俺は言った。


「向こうの世界に行く為の魔石かもしれないわよぉ。」


とガラナが答えた。


「ガラナさんは使い方は解りますか?」


と北条さんが聞いた。


「あたしには解らないねぇ。ただ向こうの世界には居るわよぉ。」


とガラナが答えた。


「今の状態では何も出来ないか。他の手を考えよう。」


と俺は提案した。


「獸魔が現れた時、向こうの世界との入り口が開いている内に、突入して見たら?」


と女の子ガイバーンが言った。


「うん、そうしよう。」


と俺は同意した。皆も同意していた。


「ねえ、思ったんだけど勇太の行く所か居る所に、獣魔が現れない?」


と突然紗理奈が話して来た。


「俺は名探偵コ〇ンか!」


「だけど何かの法則性の1つかも知れないわね。じゃあ私も空渡君と一緒に中山さんのアパートに居るわね。それに不純同性交遊をしないか監視して居ないといけないわ。」


「えー!」


と紗理奈が不満そうな顔をして言った。


「何だか楽しく成って来たねぇ。」


とガラナ。


「全然楽しくないから!」


と俺は言った。

何だか面倒な事に成って来た。


「あれ?誰か忘れてる様な・・・・。」

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