第6話

翌朝、紗理奈は普段通りだった。俺は紗理奈の最後の言葉が気になっていた。

その朝、学校の校門の前で北条さんと合流した。


「二人共来たわね。それじゃ行きましょうか。」


「あの画像の公園の奥の方から調査よね。」


と紗理奈が言った。


「そうね、あの怪物が居た周辺から調査して見ましょう。」


オカ研3人組は井の頭公園に行った。

最初の日で井の頭公園のプレートのある場所に着いた。

俺達は公園の左側奥の少し開けた所に行った。


「警官が居るわね。」


と北条が言った。


「普段より人が多い気がするね。」


と紗理奈が言った。


「やっぱりツイッターの画像の影響じゃないかな。警官は騒ぎに成らない様にする為の配置かな。」


下を見ると地面に何かが動き回った様な後が有った。まあ俺達なんだけど。それより獣魔が何処から現れたか痕跡が無いか探す方が先決だ。周りを見渡し痕跡を探した。獣魔の足跡を発見したので、獣魔の足跡をたどってみた。すると池の方へと足跡が消えて行った。


「おーい!二人共ー!」


俺は二人を呼んだ。


「勇、じゃなかったベイフィールさんどうしたの?」


「何か有ったのかしら?」


「これを見て。」


俺はそう言うと足跡とその先の池を指さした。


「これってやっぱり池から出て来たのよね?」


「ほぼ間違い無いでしょうね。池の中と成ると調査しにくいわね。水中用ドローンが有ればね。まあここに居ればその内出て来るんじゃ無いかしらね。」


と北条さんは言った。だけどほっては置けない。もし本当に獣魔が表れたら殺されてしまう。話しを反らないと。


「ウチにはちょっと大きいドローンみたいのが居るけど。」


俺はボソッと言った。


「失敬な!」


「今ダンディーな声で何か言った気がしたわね。」


ヤバい


「気のせい気のせい。あ!そうだここに居て現れるか分からない怪物を待つより、ダークエルフのコスプレをした女の子が出た場所に行ってみよう。」


「勇太その話しにしたのはいいけど、顔が少し強張ってるよ。」


と紗理奈がコソコソ話して来た。やっぱり自分で自分の話してバレたらとか考えながらだとね・・・・


「そうね其処へ行って見ましょうか。」


俺はホッと胸を撫で下ろした。そしてその場を離れた。あの晩騒がれた場所に着いて、調査を始めようとした時さっき居た場所の方から


「キャーーーーーーーーーーー!!」


パンッ!パンッ!


グワーーーーーーーーーーー!!


!?恐れていた事が起きてしまった。

獣魔が表れた。発砲音から近くに警官が居るな!


「二人は逃げて!」


「勇!?ベイフィールさんはどうするの?」


「私はアイツの所に行く!」


紗理奈が近くに来て


「あのトイレで変身して。」


とコソコソ話した。


「変身?・・・・いー響きだ・・・・。」


俺はトイレに行き


「あれ?勇太?・・・・今、可笑しなスイッチが入らなかった?」


「出現せよ!ガイバーーーーーーン!!」


「オーーーーーーーー!!」


「あれ?ガイバーン・・・・・さん?」


「頼むぞガイバーン!!

マテリアルチェェェェェェェンジ!!

ダァァァァァァクエルフ!!」


「了解!擬装解除!コスチューム変換!」


俺は特撮ヒーロー風にノリノリで変身した。

目と耳のホログラムが解かれ、服が制服からガラナのビキニアーマーみたいなのに変換された。美少女戦士に見習って、メイクアップもした方が良かったかな?


「シュタッ!」


公園の野次馬「あれ画像のダークエルフじゃないか?」


別の野次馬「戦ってくれるのかしら?」


俺は警官に向かって


「貴方では無理だ!逃げて!」


と言った。すると警官は


「怪獣退治は自衛隊の十八番ですからーーー!」


と言って逃げて行った。何の事だ?

突然獣魔が襲って来た。俺は獣魔の攻撃をかわし続けた。ガラナの体じゃなかったらヒットしてたな。

前回の様には往かないか。その時


「あたしに代わりな。」


今は近くに北条さんが居ないから大丈夫か


「いや、これから盛り上がって」


と言い掛けたら


「ちょっとうっぷんが貯まってるのよ。」


まあ北条さんの前では話せないからなぁ。


「分かったよ。」


俺はガラナと交代した。


「それじゃ行くよ!」


ガラナに交代すると身長が約162センチから178センチに伸びて年齢も推定18歳から推定「余計な事書くんじゃないよ!」すいません。


ガラナは獣魔の噛みつき攻撃と、熊の様な張り手攻撃を軽くかわし続けた。そしてガラナは羽根を出し飛び上がった。


「風の精霊よ。エアスラッシャー!」


ガラナはカマイタチの魔法攻撃をした。獣魔は切り刻まれていった。


「光りの精霊よ。ライトニングアロー!」


空かさずガラナは光りの矢を放ち獣魔を倒した。


「デカブツ!出番だよ!」


「グヌヌヌヌヌ、仕方有るまい粒子変換!」


獣魔は粒子変換され消えていった。

俺はガイバーンに乗り、光学迷彩で消え去った。










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