いもうと

銀世界ニ闇ト羽根

第1話


ぎゅっ


「これでよし……っと」




≠≠≠≠≠≠≠≠≠≠


「んっ…ここは…」


自室の天井が見えた。


だけど、なんか動きづらくて


「あはっ………お兄ちゃん起きた!おはよう」


「っ!」


妹が、可愛いけれど幼いし兄妹だからと目を背けていたあの妹が______________________________________________________________________俺の上でマウントをとっていた。





おかしいなんでだろう。


どうしてこんなことになってるんだろう。


嫌な夢だな。





「うふふ…あのお兄ちゃんが困ってる。」


わくわくした表情でこちらを覗く蒼い両目。


純真無垢な瞳は、窓から差し込む月明かりと一緒に、彼女の陶器のようなその白い肌を照らしていた。




「っ…。」


顔が近い。



本当に目と鼻の先まで顔を近づけた妹は小さく囁いた。



「いまから…お兄ちゃんを……………………………………………犯します」




女の子ってこんなにいい匂いがしたんだ。




妹の言っていることが理解出来ず、僕はそんな事を考えていた。






「むーっ」


むすっとした表情の妹。


妹のサラサラした金髪も一緒に怒っているようだった。


「…ちゃんとわたしを見て」



頭を掴まれて、妹の方を見させられた。


無意識にまた天井の隅を見ていた。




クラスの誰よりも整った顔立ちの妹を僕は、僕は直視できない。




「!!?」



びっくりした。


何故か学校の制服を着ていた。


ちょっと短いプリーツスカートがかわいいそんな風に思ってた時期もあったっけ。




はらり




「……なっ……なっ………なっ………なんで…パンツ………穿いてないの」





ぱあっと笑顔になる妹。


「やっと話してくれた!」


あれ?そういえば声だしたの初めてかも…




その後妹は見たこともない表情をした。


とろんとした目で此方をみている。



「お兄ちゃん……ちょっと上を向いてぇ」




上?




「さっきの続きだけどねぇ…………わたしがぁ……お兄ちゃんをぉ………こうするのっ!!!!」









くちゅ…。


ぬめっとした感触。



「…っ!!?………え!?……………え!?………」




にゅるっ…………





何?何がどうなってるの?






下を見ようとしたら、止められた。


僕の顎を妹の片手が押さえていた。


思ったより強い。


「まだ見ちゃダメだってば!」






ぬり…ぬり…………




下半身がムズムズする…。


ん?


もしかして………!!






ぐにゅにゅにゅにゅっっっ!!!!!!!!





下腹部を包み込む全方位からの圧迫感。


どこか湿っぽくて。


先っぽから…根本の方までぬめぬめとスライムのように絡み合う感触。


はじめて味わうけれど、それが何なのか嫌でも分かってしまう。


いや分からされてしまう。




「………いいよ。こっち見ても。」




そこには苦痛で片目をきゅっと瞑っている妹がいた。


妹が馬乗りになっている肝心な部分は、スカートでよく見えない。


見えないけれど、何が起こっているのか意識してしまう。




ごめん…ごめんよ…お兄ちゃんなこんな事状況なのに…喜んでしまうよ




「あーヘンタイさんだぁ」


痛いはずなのに、強張ったのが身体から伝わってくるのに、妹は無理やり笑っていた。









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