猿真似
「なるほど織田信長はこうやってうまくやったんだな。ナポレオンの兵法はこうか。よし、NAISEIとGUNJIでチートだ」
「あのさあ....君の転移した世界中世レベルの文明じゃんかよ」
「そうですが、私は王ですよ?」
「この時代は封建領主の力が強い。仮に王でも、彼らにあらゆることを強制することなどできない。ゲームじゃないんだから、命令したって従順に従うわけがないじゃあないか。まずは中央集権から始めたまえ」
「具体的には?」
「子作りとかしなさい」
「えっ」
「親子ですら裏切りあうこの中世、しかし赤の他人よりはましだ。重要な土地を任せられるのは親族だけ、少なくとも君一人で厄介な君主どもを相手取ることはできない。ゆえに、信頼できる子供をたくさん作れ。わかったね?」
「何年かかるんでしょう、それ」
「だから、チートなど存在しないのだ。地道にやり給え」
「王なのに?」
「王と言えども往々にして懊悩するものさ」
「Oh,no」
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