一章 小説家カサンドラ3

 そこへ、切羽詰まった男性の声が聞こえた。

「ク・ルゥ!」

 少年と言うには低く、だが、大人の男性にしては高い声に、少女はついと視線を上げる。

「どこだ! ク・ルゥ!」

 たぶん彼女の保護者なのだろう。メグは慌てて声を上げる。

「金髪の小さな女の子ならここにいますよ!」

 ク、のところでメグの言葉に息を飲み、そして先ほどの少女と同じように顔を覗かせた。

 子どもならまだしも、大人が顔を覗かせられるような隙間があるとは、構造的欠陥としか思えない。危ないだろう。

 メグは少女を抱きかかえると彼が顔を覗かせた真下へ移動する。

 十七、八くらいだろうか?

 頭の真っ白なシルクハットを押さえて逆さまに現れた瞳は、青と緑のオッドアイ。どこまでも透き通り、心の奥を見透かすような彼の双眸にすっかり見とれる。目をそらせない。

「すぐ行く」

 彼はそう言って頭を引っ込めた。そこでメグもやっと呪縛から解かれ、そばにいるク・ルゥに目を戻した。なんだか胸がどきどきする。あまり街では見ないタイプだ。雪のように白い肌がうらやましい。北の方の生まれかもしれない。すっと通った鼻筋とまなざしが、気品さえそなえていた。

「ク・ルゥって言うのね」

 腕の中の少女は、メグの言葉に口をすぼめて頷いた。

「ク・ルゥちゃんて呼べばいいのかな?」

 再び頷く。うんうんと満足そうに。

 彼が入って来られるように部屋のドアの鍵を開けようと思ったが、それよりも早く庭伝いにやってきた。どこからか庭に出られるところがあるらしい。

「ク・ルゥ! こんなところで何をやっているんだ。どこから部屋を出た」

 すごい勢いでやってきたと思ったら、挨拶もなしにまくし立てる青年に、メグは内心むっとする。しかもおかしな格好だ。上から下まで白ずくめ。これから新郎としてチャペルで式を挙げるのかと聞きたくなるような装いだ。そして、極めつけは長いマント。空でも飛ぶ気なのだろうか?

 彼は勢いを殺すことなく、メグの前で急停止し、ク・ルゥをひったくる。そのやり方にさすがのメグも表情を顔に出した。いつもにこにこ笑顔を絶やさないと言われているが、ここまでされてはそれも無理だ。

 しかも、上から下までまるで査定でもしているような目で眺めた後に一言。

「君はなんだ?」

 誰だ? でもイラっと来るのに、なんだとはなんだ!

「あなたこそ、何よ」

 売り言葉に買い言葉をしてしまったのも無理はないと思う。

 ふん、と鼻を鳴らす青年の頬を、抱きかかえられたク・ルゥが両手で掴む。

「キィー!」

 それを見て、ああ話せるんだなと、安心した。あまりにだんまりで、口がきけないのかと少し不安に思っていたからだ。相変わらず表情に乏しいが、彼女のその行為がメグに対する態度を咎めているのだとわかる。

 彼はそんなク・ルゥに何を言うでもなく、そのまま庭へと歩き出す。

 なんとなく腹が立ったので、メグは笑顔で手を振る。

「またね、ク・ルゥちゃん!」

 すると、少女は真っ白な青年の肩へ乗り出し、こちらへ大きく手を振った。彼の横顔が不機嫌なように見えたのは、気のせいではないだろう。

 その後ろ姿が見えなくなると、腰に手をあて、ふん、と鼻を鳴らす。

 ちゃんと子どもを見張っていられない保護者に、どう思われようと怖くはない。だいたいお礼の一つも言えないような常識知らずの考えなど、取り合う必要もない。

 だがそこで、彼が十七、八にしか見えなかったことを思い出す。もしかしたら自分より年下だったのだろうか? 保護者は別にいたのだろうか?

 ティーセットはそのままに、部屋へ戻ると姿見に映った自分の顔にうーんと唸る。

 確かに今日の格好は、一見少女にも見える少年と以前ジムに評価を下されたこともあった。

 性別はともかく、自分がかなり年若く見られることは自覚している。彼からしたら、年下に見える自分がク・ルゥの面倒を見ているのが気に入らなかったのだろうか? そんなことを考えつつ、ベッドの上で唸っていると、扉をノックする音が聞こえた。

「どうぞ!」

 失礼しますとの挨拶とともに、先ほどのメイドが現れた。

「お夕食の準備が整いました。ご案内いたします」

 脱ぎ散らかしていたブーツを慌てて履くと、メイドは絶妙な距離で前を行く。

 右手に扉が並んでいるが、ここも客室なのだろう。みな、中庭に面して造られている。

 そのまま進んで右手に折れると、左側に階段と、玄関ホールが見えてきた。さっきメグたちが到着した場所だ。

 今度はそこで止まることなく真っ直ぐ進む。ク・ルゥ相手に随分話していたらしく、日が陰ってきている。

 そして突き当たりを右に曲がると、右手にあるのが食堂だ。

 メイドが扉を開けて中へ進むと、三人はすでに席に着いていた。

 真ん中に長く大きなテーブルがあり、窓側に三つ、廊下側に三つ席が造られている。南側の席が当主であるカサンドラの席になるのだろう。まだ来てはいないようだ。

 ヴィクターが通路側の、一番北よりの椅子を引く。末席だが、年齢を考えれば当然のことだ。カサンドラのすぐ隣に座ったら、絶対に食事を味わうことなどできないだろうから、この位置に感謝する。

「顔色がよくなりましたね」

 一番カサンドラに近い席に座るアーサーを見て言うと、彼は短く息を吐く。

「人間、陸の上を歩くのが一番だ。何かに頼ろうとするとああなる」

「アーサーは筋金入りの乗り物酔いだからな」

「一日目はいつも元気がないね」

「仕方ないだろ。人間誰しも苦手はあるものさ」

 そんなやりとりをしていると、メグの後ろの扉が開く音がする。目の前の三人が腰を浮かすので、一緒になって半分立ち上がろうとすると、彼女は低い声でそのままでと言った。

 濃い赤の丈の長いドレスを着た魔女、カサンドラ。豊かな赤毛は肩の下あたりまであり、カールしている。緑色の瞳が翠玉(エメラルド)のように輝いている。しっかりと自分の意志を持った強い瞳だ。

 写真通りの自信に満ちあふれた表情に、メグは息をするのも忘れ、見つめた。すっと通った鼻梁にふっくらとした唇。すべてのパーツが主張しあっているのに嫌みにならずお互いを引き立て合っていた。豪華な美女。何かの雑誌でカサンドラのことをそう表していたが、実に的を射た表現だと思う。

 ヴィクターが彼女の椅子を引き、ゆっくりと座ると、改めて笑顔を見せる。

「遠いところをお疲れ様。良く来てくれたわね。三人とも、かわりなさそう」

 めいめいが頭を下げておかげさまでと短く返事をする。それにいちいち頷きながら、最後にメグで視線を止めた。

「初めまして。バスは大変だったでしょう?」

「あ、あの、いえ。寝てしまったのであっという間でした」

 メグの台詞に三人は口元を緩める。

「ジムはどう? 傷はきれいに治るのかしら?」

「この間見舞いに行きましたが、本人は至って元気でした。お伺いできなくて残念だと言っておりました」

「命に別状がなくて本当に良かったわ」

 にっこりと笑うカサンドラに、メグも同じように笑顔を返した。

 そこへ扉が再び開く。

「すまない、遅れた。彼女の着替えに手間取って」

「いいえ、軽く挨拶が終わったところ。ちょうど良いタイミングだわ」

 さっきのいけ好かない真っ白男だ。食事だからだろう。シルクハットは被っていなかったが、そのおかげでさらに驚く。髪の毛も真っ白だ。だが、老化現象による白髪ではない、色素が抜けたのではなく、それこそ白く染めぬいたように見える。銀髪とはまた違った、不透明な白い髪。それがまた、とても彼に似合ってきれいだった。瞳の色が青と緑なので、アルビノというわけではなさそうだ。

 あまりまじまじと見ていては失礼にあたる。視線を外そうと肩越しに後ろをみると、ク・ルゥが今度は淡い紫のワンピース姿で駆け寄ってくるところだった。

 彼がカサンドラの隣の椅子を引くが、少女はメグの横に来ると両手を突き出す。小さな子がよくやる、だっこしてのポーズだ。

「おや、嫌われたかな」

 魔女が笑いながら小首を傾げる。メグはあたふたと、少女と魔女を交互に見た。だが、白い青年が首を振る。

「いや、あっちが気に入ったんだ」

 青年は改めてメグの隣の椅子を引くと、そこへク・ルゥを乗せた。

 皿の上に乗っているナフキンをこちらへ差し出すので、のど元に折り返して入れてやる。その間に彼も座る。

 これで全部の席が埋まった。

「それでは食事にしよう」

 カサンドラの号令を合図に、執事とメイドがくるくると無駄なく動き、机の上にオードブルが並んだ。ワインを勧められるが断り、みんなに倣って皿に手を付ける。

「カサンドラ、紹介してはもらえないのですか?」

 チャールズが彼女の隣に座る二人を見て言うと、ああ、と彼女は破顔した。

「そうだった。あなたたちが初対面なのを忘れていたよ」

 口元をぬぐうと、左手を白い青年に向ける。

「こちらがかの有名な白の魔法使い、キィ殿。その隣が私の友人、ク・ルゥだ。何年かごとに我が館に遊びに来てくれる。今回はたまたま時期が一緒になったんだ」

「そうだとは思っていましたが。お目にかかれて光栄です。サージェント事件のお話は良く聞きます」

 アーサーが言うと、チャールズも続けた。

「メルウェルの事件解決のおかげで、国一つが救われたというお話でしたよね」

 みんなの口から飛び出す事件は、メグも聞いたことがある。白の魔法使いのおかげで前代未聞の殺人事件が無事解決したという話だ。変な格好だと思っていたが、彼があの白の魔法使いというならば納得がいく。その名の通り上から下まで白ずくめで、むしろ、今まで気付かなかった自分を呪いたい。魔法使いの館に、魔法使いがいる。魔法使いに出会うことは珍しいが、一人会ったら二人も三人も同じだ。むしろこの奇妙な青年が普通の人間であるほうが難しい。なんたって魔法使いは、人間とは違ったおかしな者たちなのだから。

 彼は、三人のおしゃべりに気を悪くする風もなく、かといって一緒になり話すこともなく、当たり障りのない程度に返事を返す。積極的に答えることはない。みんなはそんな魔法使いの態度に、相手が不快にならない程度に水を向け、会話を続けた。

 メグは憧れのカサンドラにすっかり酔って、自分はほとんど口をはさむことなく彼らの会話を遠目に眺めているだけだった。

 時折ク・ルゥがこちらをみつめるので、何か用なのだなとあれこれ世話を焼く。大人と同じだけ、いや、それ以上によく食べる少女は見ていて楽しい。

 スープ、魚料理に肉料理を終え、テーブルの上はあらかた片付けられた。デザートにチョコレートケーキと紅茶が運ばれて来る。

 大人でも腹九分目だというのに、隣のク・ルゥは目の前に運ばれてきたケーキに大喜びの様子だ。もちろん、メグも甘い物は大好きなので大変喜ばしい事態である。

「さて、そろそろ今回の主旨をお話願えないでしょうか?」

 紅茶を一口飲んで、アーサーが言った。固そうな質感の黒髪をきっちりと七三に分けてなでつけ、黒縁の眼鏡を掛けた彼の顔は真剣だ。先ほどまでのリラックスした彼とは違った、元々の神経質な一面が見える。

「そうですね。普段なら二、三日の滞在で終わるはずが、今回は一週間泊まる準備をして来るようにとのことでした。何があるのでしょうか?」

 普段のどこか飄々とした雰囲気を見事に奥へしまい込む姿は、さすが熟練の編集者だ。直前まで盛り上げようと饒舌であったバートとは思えない。

 メグもフォークを置いて居住まいを正す。

 一週間の滞在が普段と違うと、今初めて聞いた。

 彼らの真剣な面持ちに、やっぱり噂の新シリーズのことなのかと不安になる。ジムの代わりに来たはいいが、この三人を差し置いて我が社を押すことができるか。やっぱり無理です先輩と叫び出したい気分だ。大丈夫大丈夫と言ってた同僚たちの顔が頭をよぎる。何が大丈夫なもんか。もしこれで、新シリーズが取れなかったらきっと怒るだけでは済まされない。カサンドラは作品を出版する際、一番作風が合っているところへ持ち込む。だから大丈夫。うちが選ばれなかったのは、メグのせいではなく会社のカラーなのだからと再三言われた。

 だが、この雰囲気を見ても彼らはそう言えるだろうか。

 憧れのカサンドラに会えると舞い上がっていた自分を、後ろからげんこつで殴ってやりたい。

 魔女はそんな彼女たちを見て、ふむと口を付けかけたワインを置いた。

 両肘をテーブルに突いて、目の前で指を組む。

「それでは、本題に入ろうか」

 カサンドラが立ち上がり、食堂の隅にある棚から紙の束を持って来た。席には着かず、そのまま後ろに下がる。

「ここに、私の作品がある。これが――最後の作品だ」

 へっ? と、間抜けな声を上げる。

 それだけで、メグの頭の中は真っ白になり、会話は聞こえるが思考が追いつかない。

「悪い冗談です、カサンドラ」

 穏やかなチャールズが無表情に言う。

 だが、カサンドラも首を振った。

「冗談ではないよ。私はこの作品を最後に筆を折る。もう決めたことだ」

 静かに宣言する彼女の言葉に、本気であるとわかった三人も黙る。

「話はミステリー。私の最後の作品をどこから出してもらおうか、悩みに悩んだ。けれどどうしても決められなくてね。ひとつ、ゲームをしようと思う」

「ゲーム?」

 心なしか怒ったような声で、バートが聞き返す。

「そう。誰が一番早く真実に到達するか。それを競うゲームだ。この、詩」

 カサンドラは自分の後ろにある壁を指した。大きな額縁が掛かっている。そこには文章がつらつらと書かれていた。詩だ。

「この詩の示す場所を一番早く突き止めた者に、この最後の作品を与えよう」

 魔女は高らかと宣言する。

 魔法使いは我関せずと優雅に紅茶のおかわりを頼んでいた。



 夜の中庭は、月の明かりに照らされ、昼間とはまた違った趣がある。

 メイドの準備してくれた紅茶は、もう完全に冷め切っていた。何度も何度も口からこぼれ出すため息に、自分でも嫌になる。

 何十度目のため息だっただろう。目の端にちらりと映った姿に、慌てて席を立った。

 まったく同じシチュエーションに笑いながらも、空から降ってくるク・ルゥを受け止めた。

「キィは? 危ないから、きちんと階段を下りてきてちょうだい」

 テーブルの上に座らせて、鼻をつまんでやるが、少女は嬉しそうに顔をくしゃっとしただけだった。たぶんこれはまた同じことをする。ヴィクターに頼んではしごでも付けてもらった方が早い気がした。

「お茶は冷めちゃってるわよ。ジュースでももらう?」

 けれどク・ルゥはいらないと首を横に振った。

 そう、とだけ答えて再び夜の庭を眺める。

 テーブルの上に乗っていたク・ルゥが、そのまま匍匐前進してメグの膝の上にちょこんと座った。

「どうしたの?」

 と聞くものの、彼女は相変わらず何も話さない。結局あの魔法使いを呼ぶ時しか、声を聞いていない。自分が抱きかかえている少女を上から見ると、向こうも下からこちらの顔を見る。少しだけ口端が上がっているのは、笑っているのだろうか。

 なんとなく、そのふくふくしたほっぺたを両手ではさむ。

「せっかく会えたカサンドラが、断筆宣言なんて」

 幸運と思っていたのに、とんだことになった。

 もしここに来ていなかったら、ここまで落ち込むことはなかったと思う。

 そう、今メグは間違いなく落ち込んでいるのだ。

 ジムが怪我をせず、彼がここに来て後からカサンドラ断筆の話を聞いたら、ショックはショックだろうが、もう二百年も書き続けてきたのだとそれで終われた気がする。本物のカサンドラに一度で良いから会いたいという長年の夢を叶えた日に、急転直下、小説家としての彼女の最後を知り、もう、ゲームどころではなかった。

「ク・ルゥ!」

 またもや同じ風景。シルクハットを押さえて逆さまに顔を出す魔法使いに、慌ててはーいとク・ルゥの手を挙げて見せた。

 なんとなくだが、彼に落ち込んでる姿を見せるのは自分のプライドが許さない。

「またか。そっちに行く」

 引っ込むと、彼はすぐマントをたなびかせてやってきた。足取りに迷いがなく、彼はどこまでも自信にあふれている。カサンドラと同じだ。魔法使いは誰もがそうなのだろうか?

 闇の中に浮かぶ白い姿はとても目立った。もっとも白いのが彼の肌。だが、病的ではなくやっぱりきれいだ。

「あんたは宝探しはしないのか? 彼らは上であーでもないとやっていたぞ」

 ク・ルゥを受け取りながら、魔法使いが尋ねる。

 あんたと呼ばれてむっとする。そういった表情は彼に対して隠さないことにした。

「ま、あっちの三人の方がここは良さそうだからな」

 空いている右手の人差し指で彼は自分のシルクハットを叩いた。きれいな顔に嫌みな色が浮かんでいる。

「キィ!」

 ク・ルゥが容赦なく魔法使いの鼻面を叩く。

「なんだよ、ク・ルゥ。僕は本当のことを言ったまでだ」

 なんて失礼なヤツめ、と声を上げようとする。が、口から出た台詞はまったくそれとは違ったものだった。

「いいわよ、わかったわ! 一番最初に突き止めてやるわよ!」

 腰に手を当てふんぞり返って言う。

「私が一番に見つけたら、自分の考えが間違っていました。申し訳ございませんでしたマーガレット様って言うのよ!」

 魔法使いに向かって、そう、なんでもできる魔法使いに向かって啖呵を切るなんて、常人のすることではない。

 後で、このメグの暴挙は同僚たちを震え上がらせた。

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