雨が降る

 冷たいよ

 悲しいよ

 虚しいよ

 苦しいよ

 そう言う

 声がする


 光がさす

 どうして

 なんでよ

 知らない

 解らない

 そんな事

 思ってる


 風が吹く

 生きてる

 痛いんだ

 抉れたの

 傷口がね

 当たり前

 独りきり


 街の中で

 夢を見る

 誰も僕を

 見てない

 傷だらけ

 それでも

 見てない

 それでも

 期待する

 それでも

 見てない

 どうして

 いつもね

 僕の声は

 届かない

 生きてる

 音がする

 でもダメ

 誰も彼も

 こっちを

 見てない

 僕は幽霊

 何故なら

 だぁれも

 僕の事を

 見てない

 だからね

 あの空を

 飛べると

 思うんだ


 悲鳴の中

 沢山の目

 泣きたい

 嬉しいと

 やっとだ

 僕が人の

 目に映る

 流れてる

 赤はもう

 怖くない

 ねぇ神様

 初めてで

 最期なの

 お願いだ

 もう少し

 僕がいる

 そう思う

 思えれる

 心と時間

 ください

 嬉しくて

 間違えて

 そっちに

 持っては

 行かない

 その為に

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