後悔しないように


手元に二つ 選択肢があるとします

一つ

ここで誰かを見捨てて

自分はのうのうと生きる道

二つ

ここで誰かを助けて

一種のえつの渦中で死ぬ道

どっちでもいいよ

後悔しない方を選んでね


目の前に二股の分岐路があるとします

見なかった事にして

いつも通りの日常をおくる選択

周りにどう思われようとも

いつも通りを捨てて踏み込む選択

好きなほうでいいよ

後悔しないように考えてね


きっとね

いつかは後悔するんだよ

どれだけ考えたって

後悔は後から悔いる事なんだ

どれだけ見捨てて

どれだけ見ないふりをしても

自分はいつか変わってしまう

どれだけ助けたって

どれだけ関わったって

自分はいつか消えてしまう

どれだけ理屈を並べたって

どれだけ感情的になったて

変わる時は変わるし

変わらない時は変わらないんだ


それでもね

後悔したくないと思ってしまうんだ

怖いんだよ 悔しくて

だから 苦しくて

それで 悲しくて

それから むなしくて

どうしようもなく 痛くて


だけど

それは何を選んだって同じなんだ

まだ後悔すると決まったわけじゃない

なら


僕はこっちを選ぶよ

せめて今だけでも

自分で選んだほんの少し先の

ほんの少しの間だけでも


笑っている為に


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