散文詩壱・悪い子


ある日、ある女の子が泣いて言った。


「あの子が私の悪口を言ってたの!」


とても怒ってそう言った。


だけど、悪口を言った子も、


その周りも満足気。


それを聞いた一人の男の子が訊きました。


「なんで、そんなに怒ってるの?」


とても不思議そうにそう訊いた。


「だって、悪口を言われたのよ!」


「だって、君も悪口を言っていただろう?」


女の子は言葉に詰まる。


男の子は相も変わらず不思議そう。


周りは相も変わらず笑ってる。


さぁ、悪い子は誰でしょう。


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