ガーデン・クォーツ

この世界には端がある

海の終わり

そこから先は暗闇


足を一歩踏み出せば

おちていくだけの

世界の終わり


その先はどうなっているのだろう

おちるから 地獄かな

これで天国だったら

どうしよう


なんて幻想に生きていたかった


一人世界に呆然とする


世界は濁って

宝石の美しさを失っていた


手には砕けた破片だけ


埋め合わせのように

世界は新しい美しさを僕に教えるけれど

その美しさの為に


僕が失ったのは

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る