第2話 ココロの真ん中 認と解
水の底から見上げる空は
キラキラと光って、時より揺れて、また光ってを繰り返している
一粒、二粒と浮き上がる泡に、私はまた水底から空へと瞳を向ける。
一人で見つめる空は、ただ青く、ただ広い
誰かに望むわけじゃない わかってほしいわけじゃない
私の見たもの 聞いたもの 思うこと
形があって 色があって
まるで宝石箱のような いや屑箱のような
能面のような顔に感情はなく
その中に悲しみがある
語らないだけでそこにあること
わかってくれとはいわない けれどそこにある
この矛盾が 私 なのだ
歪んでいても 私 なのだ
認めてくれ 理解わなくても 認めてくれ
それだけで案外人は生きられる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます