課題

「……」

現在太陽と直人が正座している。

「なんでこうなってるか分かる?」

「はい…」

実は夏休みに入った小学一年の太陽と中学生の直人は学生の長期の休みには必ずあるものそう、宿題をやっていなかったのだ。

「まさか、お前ら全部やってないのか?」

先輩が私の原稿を見ながら言う。

「はい…」

肩を竦めて言う二人に仁王立ちの私。何が残っているのか聞くと二人して算数(数学)、社会、作文、ポスターらしい。兄弟揃ってなにしてんだか…情けない。

「課題終わるまでご飯抜きです!」

「えーーー!!!」

「えーじゃない!!」

そう言うと、先輩は笑っていた。まるで、お母さんだと言い。

「愛華、少し、いいか」

「はい…?」

先輩に着いていくと私の部屋だった。

「先輩、どうした…」

言葉が出せなくなった。正確には唇を塞がれ声が出なくなった。

「ん……って…急にどうしたんですか!」

「いや……愛華が可愛いから…さ…我慢…できなくなってきて…」

先輩が迫って来る。

また、キスしようと顔を近ずけてくる先輩に手で抑える。

「可愛いですねーとりあえず、直人達の主題やりましょ? 」

先輩はむすくれだしわかったよ~と言い部屋に戻る。

部屋に戻ると直人達がサボっていた。

「お前ら!!おきろ!!サボるな!!」

「はぃいい‼」

それからはなんとか主題を片付けていった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る