形にしたいもの
先輩に告白した。でも、言葉ではまだ言ってない。恥ずかしくて言えないのだ。とりあえず、付き合い始めて約1週間がたった。先輩は元は犬みたいな人が付き合い始めると猫に変化していた。つまり、甘えたさんだ。私のことも先生から愛華と普通に呼ぶようになったが変わらないこともあったりします。
「まーなーかー!締切まであと何日だ?」
「ふ、2日です…」
「そーだよなー、で、かけてるのが15ページ半ってどうゆうことだ!あれほど言ったろ!また、近藤さん困るぞ!?」
いや、近藤さん困っても別に問題はない。私の中では。
「仕方ないな…ケダモノ鎖最終話しっかり書けたら…好きなことなんでもしてやる。俺ができる範囲でならな…」
ズキューン
「か、書きます。いくらでも」
可愛い過ぎる。照れ顔であんな事言われたら心臓もたないよ。
「終わったよ !先輩!」
「お!早いな!」
先輩が書けた原稿を渡すと早速読んでいる。先輩はケダモノ鎖が大好きらしい。嬉しいけど今回の作品で最終話。少し寂しいが次に新しい作品があるから切り換えていかなければ。
「良くかけてるな、さすが愛華」
優しく頭を撫でられる。凄く心地いい。
あぁ…そうだ、今の幸せを形にしたい。忘れることはないだろうけど目に見えるようなものに残したい。
「先輩、新しい作品恋愛にします。」
「そうか、楽しみにしてるな」
「はい!私も先輩の新作楽しみにしてますね!」
この気持ちを形に残したい。
やってみせる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます