我慢

さっきから愛華が酔っ払っている。愛華がジュースと言っていたのはお酒だ。

俺も少しずつ飲む。愛華の飲むスピードは早く飲むにつれ愚痴りはじめた。

「先輩ーいいですかー?先輩はー私のアシスタントなんですからー私のそばにいてくださいよー」

酔っぱらいの言うことは間に受けないことが一番。

もう、愛華はベロンベロン…これ以降はまずいな…

愛華から酒を取り上げ水を飲ませる。

「そろそろ寝てください。明日も早いですし」

「やー先輩ージュースー…むー、」

「ダメです。」

「むー、わかったよー」

愛華はむすくれながら寝始めた。


完全に寝たのを確認しさっき付けたキスマークを見ると少し薄くなっていた。

年下の癖に…クソ…

寝返りを打つ度に見える白い肌が俺の理性を揺らす。寝顔でさえ可愛くて仕方がない…

頬に少し触れると穏やかに笑う。その笑顔を他の人に向けてほしくないと感じる。

少しだけならと思い。ベットに寝ている愛華の服に手をかけようとするが愛華が泣いた時のことを思い出す。

俺は我慢してソファーで寝始めた。


朝、愛華の悲鳴と共にビンタされました。俺が悪いのかよこれ…理不尽ってこうゆう事か……。

ソファーで寝たため体は一日中痛かったです。

「ほっぺも体もいてぇ……くそ…」

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