痛い
あー目痛い…昨日泣きまくって光永先輩に…
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
泣いてるとこ見られた。みっともない、私ったら…はぁ…
リビングに行き家族に挨拶をする。鏡を見ると瞼の下が腫れていた。まぁ、当たり前か。
急にインターホンがなった。玄関を開けると近藤さんと、光永先輩がいた。
「どうしたんですか?」
2人は驚いたような顔をしていた。
「今日は愛ちゃんのことを世間に出す大事な日だよ!」
え?なにを言って…
「とりあえず、着替えてー……さー!行くよ!」
あっという間に着替えさせられ近藤さんの車に乗せられた。どうゆう事なのかさっぱりだった。
「あの、光永先輩、どうゆう事何ですか?」
スーツのネクタイを直す光永先輩に聞くために先輩と目を合わすと目を逸らされてしまった。
少し気づつくな…あの女の人のことは勘違いだったし…はぁ…
気を使って近藤さんが話してくれた。
「先月、お話したんですけど愛ちゃん、君、一万部の件で聞いてなかったでしょ…」
近藤さんはたまに愛ちゃんと読んでくる。まぁ、それはいいや、年上だしそっちの方が嬉しかったりする。
「一万部の話の後なら聞いてるわけないじゃないですかー」
編集部がそろそろケダモノ鎖の作者の年齢などを晒してはどうだとなったらしい。まぁ、公になればクラスメイト達もいいだろう。
光永先輩は会場についてもずっと無言だった。
そうだ…遊園地…の時の感情はいったいなんだったんだろう。
発表の後は晩餐会…17歳が来る所じゃない…はぁ…いろんな人達が発表前はなんでこんなガキがこんな所にいるんだという目で見ていたのに発表後は見る目を変えてペコペコしてきていた。挨拶がすごいめんどくさかった。
そう言えば光永先輩は…あ…
先輩はご婦人に囲まれていた…。
ズキン…
あぁ…痛い…
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