ハプニング

今日は珍しくバイトが休みでつまらない。今日は先生が授業の後用事があるらしい。めんどくさそうに授業を受ける。前の奴が体をこちらに向けてくる。

「なぁ、光永知ってるか?1年にすごい作家がいるって」

1年に、先生以外の作家が?先生は世間に名前は公開していないからありえない。後で先生に1年に、他の作家がいないか聞くか。授業が終わり携帯を見ると近藤さんからメッセージがあった。見ると先生が早退して家にいるということだった。

先生が早退…。

急いで学校を出た。先生の家に着くと家が荒れていた。まさかと思い先生の部屋に走る。

扉を開けると先生が泣いていた…。

「先生…」

「来ないで…」

どうしたんだろうか…先生が…泣くなんて…

「先生…?なにかあったんですか?」

ベットでうつ伏せで嗚咽だけが聞こえる部屋の中。うつ伏せになっている先生の横に座る。

「え?…」

先生の頭を撫でる。

俺は先生が落ち着くまで撫でていた。先生は嗚咽から正しいと吐息へと変わった。目尻が赤くなっていた。相当泣いたのだろう。太陽達が帰って来る前にリビング片付けないとな。リビングに行こうと先生のそばから離れようとすると袖が引っ張られるのを感じ振り返ると先生が袖を掴んでいた。

「先生?…」

「…光永先輩…行っちゃやだ…」

擦り寄ってくる先生を見て鼓動が高くなるのを感じる。

「光永先輩…座って?…」

寝ぼけてるのだろう甘えてくる先生、可愛い。

「……!!!???」

言われた通り床に座ると先生の顔が目の前に来たていた。これは……キス!!!??

しばらくそのままだった。抵抗も出来ず俺はいた。別に嫌ではなかったからだ。

口を話すと先生はベットに倒れ直ぐに正しい吐息へと変わっていった。


その日はリビングを片付けて急いで帰った。

唇には先生との唇の感覚がずっと残っていた。

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