遅刻

「は?」

夜、急に近藤さんから電話がきたかと思えば光永先輩と出かけてはどうかという話だった。恋愛部分が上手くけてないなら、恋愛をしろとは言わないからデートして少しでも経験してみてはということらしい。光永先輩が行くのか……はぁ…。

とりあえず、光永先輩に電話し今日行くことにしたのはいいのだが…。

「来ない…」

見事に今日遅刻 してくるとは…

光永先輩は近藤さんと相談して来てくれている。大体朝の8時から来てくれている。でも、慣れてきたのか、朝が弱いのかよく遅刻してくる。

家のベットでコロコロ転がって待っているとインターホンの音が聞こえてきた。服を整え行くと申し訳なさそうな顔をしている。

「!?…先生?」

「え?…!!!?????」

顔が一気に赤くなるのを感じる。

今…なにした?頭撫でたの?なんで?え?

わかんないいいいいいいいいいいい

どうしたんだ私。頭いかれたのか!

「とりあえず、行こっか」

「はい、遅刻してすいません。」

また、申し訳なさそうな顔をして誤ってくる。

「いいよ、まぁ、今日は仕事だと思わないで楽しく行こ?」

「ッツ…」

光永先輩の顔が赤い、どうしたんだろ。

「光永先輩?熱でもあるんですか?」

「だ、大丈夫です!!さ!どこ行きますか!」

どこ行こうかな、デート、遊園地とか映画かな無難に…よし。

「遊園地いこっか。」

「はい!」

結構ルンルン気分な光永先輩。可愛いな。

ん?可愛い…?

まぁ、いっか


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る