作家になりました。
いつもの様に学校を終え今日はバイトも休み空手の練習もなかった。のんびりとした。1日だけど、姉弟は皆して遊びに行ったりしている。そんな時、玄関から聞き覚えのある声が
「ただいま」
この声は!
「母さん!?早くない!?」
「愛華、話があるの」
珍しいな…母さんがこんな早く帰って来るなんて。
「話って?」
「愛華、あんた、書籍化断ったらしいじゃないの、なにしてるの?知らないと思ったの?」
うげ…実は、初作のケダモノ鎖を書籍化したいと言う話があった。だけど、中学生だった私はそれを断った。理由はが家の事が出来なくなるから…自分の夢より家族が大事だからだ。
「書籍化は、確かにいろんな事をしないとけないから時間が取られちゃうけど、愛華の夢でしょ?なら、手続きしてきなさい。」
母さんは私に書類を手渡してきた。
「やるなら、しっかりね。」
「はい!」
私は小説を書いて人を喜ばせたい。がんばろう。家を出ようとした時電話がかかってきた。
「こちら神崎書店の近藤と申します。安達愛華様の携帯でよろしいでしょうか?」
「はい」
「書籍化についてなのですが…」
「書籍化お願いします。」
「へ?先輩やりました!愛先生言いそうです!」
電話の向こうで大喜びしていた。変なの。
そんなに喜ぶ事かな…でも、書籍化ってお金入るんだ!家計が楽になるといいな。
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