勇者、辞めます ～次の職場は魔王城～

Character：《見えざる刃》無影将軍メルネス

　年齢：17歳

　種族：人間（半人半魔）

　出身：東方・シュタール地方

　身長：158cm

　体重：49kg

　好きなもの：夜更かし、刃物の手入れ、鳥

　嫌いなもの：人間、勇者レオ

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　半人半魔、色白の少年。両親のどちらかが魔族のはずだが、物心付いた頃にはシュタールのスラムに打ち捨てられていた為、詳細は不明。

　奴隷商人に買われて各地を転々とした末に暗殺者（アサシン）ギルドに買われた経緯を持つ。

　暗殺者になって最初の仕事は、奇しくもシュタール領主の殺害であった。

　用心深い領主を殺害するのは容易なことではなく、ギルドとしても『本気を出せばお前をいつでも殺せる』という警告のつもりで捨て駒としてメルネスを送り込んだだけだったが、見事メルネスは領主を殺害。それどころか追っ手を撒き、あるいは殺害し、ギルドへ戻った。

　それからは暗殺者としてめきめきと頭角を現し、ついには最年少のギルドマスターにまで上り詰めた。

　得意技は魔力で編んだ足場を一瞬だけ空中に作り出す『朧陽（オボロビ）』と、1m～50ｍほどの短距離を目にも留まらぬ速度で移動する『無影（ムエイ）』。

　この二つを組み合わせる事で人智を超えた超高機動を実現しており、こと近接白兵戦において無類の強さを誇る。

　朧陽（オボロビ）、無影（ムエイ）はどちらも風の魔力素を操る高等技術であり、自由と友愛を司る風精霊（シルフ）の強い加護を受けているものと推測される。

　ひどく無愛想で口数も少ないが、本質的には他人想いの優しい性格。

　《変装（ディスガイズ）》、《透身錯視（インビジブル）》、《無音歩行（スニークウォーク）》などの補助呪文も習得しているが、演技が致命的に下手なので変装しての潜入はすぐバレる。