勇者、辞めます ～次の職場は魔王城～

Character：《全能なる魔》魔将軍シュティーナ

　年齢：241歳

　種族：淫魔（サキュバス）

　出身：魔界

　身長：171cm

　体重：--kg

　好きなもの：ハーブティー、呪文の習得

　嫌いなもの：責任感のない者、魔術に理解を示さない者、勇者レオ

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　魔王エキドナと同じ魔界出身の淫魔（サキュバス）。

　魔王にも比肩する魔術の才を持っており、241歳という若さであらゆる呪文・あらゆる魔術を己のものとしてきた。とりわけ潜在魔力量が異常で、三日三晩呪文を放ち続けたとしても魔力が尽きる事はない（その前に身体が限界を迎えるが）。

　愛用の魔杖“クラウストルム”は、呪文の魔力消費が倍増する代わりに威力を高める効果を持ち、これが大魔術師としての地位をより盤石なものとしている。

　ただし、闇に属する淫魔の宿命として神聖魔術だけは使用できない。

　得意戦法は魔術による超長距離砲撃戦。

　《遠見魔眼（ミラージュアイ）》とリンクして地平線の遥か彼方までを見通せる《魔道具（アーティファクト）》、『真眼（トゥルーサイト）』を所有し、人間たちはシュティーナと戦う事はおろか、彼女が守護する魔王軍拠点にまともに近づく事すら敵わなかった。

　最後は勇者レオが独自開発した反射呪文、《七星幻灯鏡（セプテムカリマ）》によって超長距離砲撃を正確に跳ね返され、虚を突かれた事もあってしばし行動不能に。

　その隙に彼の接近を許してしまい、哀れ《封魔十二結界（ステイシス）》の餌食となった。

　淫魔の平均寿命は1000歳前後。シュティーナの場合、人間年齢に換算すると23歳から24歳程度にあたる。

　幼少時からひたすら魔術の修練にのみ打ち込んできたため、淫魔としての経験はゼロに等しい。