第4話 Twitter残酷物語
今回は食べ物の話ではなくTwitterの話。
Twitterに興味がないという方も申し訳ないがご容赦願いたい。また、タイトルの通り少々偏った意見になっているので「あくまで一個人の見解」として肩の力を抜いて読んでいただけると幸いだ。
Twitterをやっている。最近カクヨムでもプロフに直のTwitterリンクが貼れる様になって便利になった。
私のTwitterはほとんど小説系のアカウントのみでフォロワーが1000人を超えている。ほぼ相互なのでフォローも同じくらいの人数だ。では、フォロワー1000超えTwitterでの宣伝効果はいかほどか。
はっきり言うと私の場合、大したことは無い。1000人いても宣伝ツイートを拡散してくれるのは10人そこそこだ。
ツイートアクティビティというのが見れる。何人がリツィートしてくれて、その内何人が中に貼ってある小説へのリンクをクリックしてくれているか詳細が確認できる。つまり、1000人の内どれくらいの人が小説を見てくれたか。私の場合、平均2人である。1000人いて10人が拡散してくれて見てくれたのが2人。まあ、ないよりマシかというレベル。
もちろん私個人の数字であり全ての人がそうじゃない。と思う。他の人のツイートアクティビティが気になるところだが真実を知って落ち込みたくないのでパンドラの箱として開けない様にしている。パンドラの箱なので将来的に開ける予定だ。
色々と他人のアカウントを観察して分かったこともある。
例えば、アクティブに他人の宣伝ツイートをリツイートしてる人はかなり多くの人からリツイートされる。当たり前の話だ。反対に自分の宣伝ツイートをしまくって他人のツイートに目もくれない人ほどあまりリツイートされない。つまり、Twitterの世界もギブアンドテイクなのだ。拡散して欲しかったら拡散しろ。至極もっともな話である。
まあこれはカクヨムにも言えることで、★や♡やレビューが欲しかったら自分もしろ。という話だ。「そんなことはない!私は自分の好きな作品にしか評価しない!見返りは求めない!」という人もいるだろう。まあまあ。落ち着いて。コーヒーでもいかが?それともお茶のがいいですか?そうですね。評価ってそういうもんですからね。でも正直なところ、見返り欲しさの評価は実際存在する。私も「評価が欲しいなら少しは他人の小説も読んだら?」と言われたことがある。まあ確かに一理ある。皆敢えて大声では言わないが隠す必要なんてない。誰も不幸にならないなら、悪いことじゃない。
ただし、それが好きか嫌いかは置いといて。
話を戻そう。
Twitterの世界は実に深い。奥も深いし闇も深い。私も、Twitterにまつわる話を何度か書こうとしてやめていた。だが今回は書いている。ついにパンドラの箱を開ける時がきたからだ。何故か。特に理由はない。
Twitterはネット小説を書いているアマチュア作家の巣窟だ。Twitterで「小説」を検索すると驚くべき数のアカウントがヒットする。適度な社交性と常識を弁えていれば、あなたも始めて半年でフォロワー1000人超えも楽々である。ただ、その数字にどれほどの意味があるかは何とも言えない。
とにかく闇が深い。
最近小説を書き始め、アクティブに頑張っていたアカウントが「酷評でも良いので!感想ください!」とお願いして「それじゃあ」と挙手をした人にこっぴどくやられてしばらくして消えるという流れを何度か目にした。
フォローした頃は意欲的に創作をしていたのにしばらくしたら他人に絡むばかりで、あらぬ被害妄想に駆られていたり、頼まれてもいないネット警察活動を始めていたりというアカウントもいた。私にもう少し度胸とユーモアがあったら「いつも見回りご苦労様です」と声をかけてあげたかった。
とあるアカウント同士で喧嘩&粘着をし合っていて、私が片方のアカウントの宣伝ツイートをリツイートすると、もう片方が私の過去のそのアカウント関連のツイートを毎回全部リツイートするというよく分からない修羅場に巻き込まれていたことがある。実際いま自分で文書にしていても分からない。実に不可解である。
その他Twitterで目にした事件は多々あるが、書いているとキリがないのでやめておく。
当然、実に上手く利用されている方も大勢いる。巧みにコミニュケーションをとり広範囲に自作の宣伝をされていて、これぞTwitter使い方という感じだ。むしろそういう方の方が多いので、逆に目立たない。
私ももっと上手くTwitterが使えていたらと思うこともあるが、いまのところ精進するつもりはない。私の場合、Twitterよりももう少し文章を書くのが上達しなければいけないので。
Twitterを上手く利用されている方を観察するに、適度な距離をとっているなと感じる。この距離感が大切なんだなと解った。
Twitterをやってて良かったことは面白い人に沢山会えたことだろう。小説以外に絵を描く人や動画をあげている人。単純に雑談ツイートが面白い人がいるのでそういう人のアカウントは必然的によく見てしまう。呟くにしろ、宣伝するにしろ、どっちみちギャグセンスが必要だということだろう。
同じ新人賞に応募してて、二回くらい同じく二次選考で落ちた人もいた。何故か親近感がわいて思わずフォローしてしまったこともある。フォローを返してくれたがやりとりはない。今年は、あの人は応募するのだろうか。
色々と闇深い部分もあって油断すると自分もあてられかねない場所だが、それでも知識と好奇心を満たしてくれる。万魔殿を覗く旅人の様で日々飽きない。
もしもあなたがTwitterをやっていなくて、今回の私のエッセイで興味を抱いてくれたのなら是非やってみるといい。そしてもれなく私をフォローして欲しい。その先には特に意味はない。Twitterを使ったからといってあなたの作品のアクセスが格段に増えるとかはない。若干は増えるかもしれない。何とも言えない。肩の力を抜いて気楽に付き合ってみるのがオススメだ。Twitterというのは、あくまで宣伝のできる暇つぶしなのだから。
了
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