第5話人間たちについて

人間たちについて


わたしから見るあなた達は随分と自分勝手な生き物です。


見渡せば本当に自分のことしか考えてない。


1歩でも外に出れば周囲に気を張らせているわたしとは大違いだろう。


でも、人間とは自己中心的でなければならない。


今のわたしは死に近い存在、空気に溶け込む存在です。 他人が赤と言えば赤、白といえば白と言う、そんな人間です。


自分の意思をはっきり言わず、流されるままに過ごしている。


わたしならこんな人間嫌いです。


つまりわたしは今のわたしが嫌いです。


自己中心的でいいから、自分を持ちたいのです。


強く凛々しい人でありたいと願うのです。


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