第21話 キノコ1

俺たちは、モグラの洞窟をキノコの猛威から救うべく乗り込んだ。最深部でウリ子が出会ったキノコのキノちゃんは、正義の使いさまに救いの手を求めていた!?


「実は、私たちキノコは、森でみんなで仲良く生えていたんです。そしたら、オオカミが現れて、仲間がオオカミに食べられちゃったんです。穴があったので飛び込んだら、モグラさんの洞窟でした。エヘ。」

「エヘじゃない! 俺たちがどれだけ迷惑したと思っているんだ!」

「ゴメンナサイ。」


モグラとキノコが言い争っている。


「おやめなさい!」


正義の使いのデビちゃんが、仲裁に入った。


「モグラさんたち、キノコさんもこうして誤っています。許してあげたらどうでしょう?」

「キノコの性で、俺たちは迷惑したんだ! 簡単に許せません!」


プチ、モグラの態度に、デビちゃんがキレた。


「お黙りなさい!」

「な!?」

「あなたたちもコウモリさんに迷惑をかけたでしょう!? それでもコウモリさんは、あなたたちを許してくれたんですよ!?」

「そうよ、お父さん。私も無事だったんだから。」

「親分、救ってくれた正義の使いさまが許せというなら、俺は許します。」

「おまえたち・・・。」


モグラ親分は。娘のモグちゃんや子分にモグラたちに諭された。


「正義の使いさま、俺の考えが間違っていました。キノコたちを許します。」

「分かってくれましたか! それはよかったです。天界で神々も喜んでいらっしゃいますよ。(ウソ。)」


デビちゃんは、正義の使いとしての使命を果たす。その姿は、まさに神だった。


「親分、壁を焼いといたから、冬でも温かいし、岩盤浴でもすれば、儲かるよ。」

「そうですね。天使さま、ありがとうございます。」


モグラ洞窟の岩盤浴に行けるようになった。


「じゃあ、森にオオカミ退治に行きますか。」

「私、案内します。」

「それは助かる。」

「わ~い! ピクニック! ピクニック!」

「ラファ子は、いつも平和だな。」

「ハハハハハ! 今度こそ、私が大活躍するのだ!」


天使たちは、相変わらずだった。


「デビちゃん。」

「なんですか?」

「なんか、ずっと、この流れで行けそうだね。」

「優秀なテンプレの完成です。」

「安心して、冒険できるね。」

「神々の祝福のおかげです。(ウソ。)」


とりあえず、これで正義の使いさまの形は完成したのだった。この流れでよければ、キノコ編、オオカミ編となんでも書ける所まできた。


つづく。


















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