明日のことを考えて今日を生きる。

それは当たり前のことなのかもしれない。

でも　もし明日が来なかったら今日の一日は無駄になる。

それは不確かな明日のために、今日というかけがえのない一日を無駄にしているということ。

明日が必ずやってくる保障はどこにもない。

それなのに人は明日ばかりを気にして生きている。

明日に縛られていると、身動きがとれなくなる。

本当にここにいたいのか、それさえもわからないのに明日のためにここにいる。

何もできない。

どこへも行けない。

そんな人生が続くと、人は自由になりたいという願望があふれ出してくる。

この苦しい現実から解放されたいと願う。

それなのに、そこから抜け出そうとする人は少ない。

だから苦しい人生を歩むしかなくなる。

自由に生きるのはむずかしい。

いきなり放り出されてもどうしたら良いのかわからなくなる。

だから人は楽な道を選んでしまう。

たとえ苦しくても、みんなと同じで楽ならそれでいいと。

でもそれは明日のことを考えるから楽をしたくなるだけ。

本当に自由になりたいのなら、今日のために今日を生きるしかない。

それ以外に現実を変える方法はないのだから。

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