第18話 勇者、信頼する



 四神が合体して誕生した巨大な生物。蜘蛛のように長く細い四つの脚が大きく動き、地面を踏みつける度にエレメンタリア全体に地響きが響き渡る

ソフィアたちが決意を固め、神へと挑もうとした時、遠くから何かが近づいているのが見えた。見れば、ツェセ国のナン国王が引き連れている軍隊だ

それに気づいたバエルはビッツとアレクスを見る



「ああ、丁度良い。武闘家、剣士。お前たちに頼みたいことがある」

「あ?」

「はあ」



 一方、光の柱の確認のために軍を引き連れていたナンは突如として現れた神の姿に困惑するしかなった。地響きに怯える馬を抑えながら、ナンは声を震わせる



「な、なんだあれは」

「王! やはり危険です! 一旦、撤退をされた方が」

「仕方あるまいか・・・・・・。おや」



ナンが撤退の意志を決めていると、目線の先にビッツとアレクスが駆けてくるのが目に入った。彼らは先に光の柱の正体を確かめにもらっていた

ナンは駆け寄ってくる彼らに声を掛ける



「おお、ビッツ、アレクス! あの化け物は一体」

「そのためなんですがねぇ!」

「申し訳ありません、国王! 御身をお借りします!」



アレクスが強引にナンを馬から引き摺り下ろし、ビッツが背負う形で彼を誘拐してしまった

その光景に兵士たちは当然、驚いた



「あ、アレクス殿、何を!?」

「すぐにお返ししますのでご安心を! 貴方たちはすぐに国へ戻って民たちを避難させてください! 取り合えずは、あの化け物の進行方向から逃れる形で!」

「え、あ、は、はい!」

「アレクス殿は!?」



兵士の言葉にアレクスは振り返り、口を開く



「ちょっと世界を救いに」




                    §




 ナンを背負ったビッツがソフィアたちのところへ戻ってくると、そこにいる面々を見てナンは驚愕する



「ゆ、勇者! それに、そこにいる魔物は・・・・・・」

「お話しは後です、ナン国王! 大変申し訳ないのですが、私がエレメンタリアに存在する者として、あの化け物を倒すことを承認なさってください!」

「え。あ、ああ。勿論、許す。だが、この状況は一体」

「面倒だ。さっさと国に戻って自分の民と兵を守れ、それが治める者としての務めだ」

「そ、その声、お前は魔王―――――」



話の途中であったナンの背中をバエルが鷲掴み、移如影の中へと放り込んでしまった

渦が消え、バエルはふう、と息を吐く



「奴の玉座に戻しておいた。さて、これで私がエレメンタリア国王と交わした契約は不履行となった!」

「ソフィアさんの魔界での生存を四国の王が黙認することで貴方はエレメンタリアでの侵攻を止められていた。ソフィアさんがエレメンタリアで戦うこと、引いては勇者として再び降り立つことを王が認めれば、契約は消えるということですね」



サーリャの言葉にバエルは頷く



「そういうことだ。これで気兼ねなく私は神に引導を渡すことが出来る」

「さっさと行こう」



リーコが急かす中、バエルは移如影を発動する



「場所からして、奴の居る場所はエレメンタリアのほぼ中心部と言っていいな」

「あそこは山岳地帯だから足元の被害はあまり出なさそうだな」

「『浮如羽』をお前らにかけておく。あの巨体からして空中戦になるのは必至だ」

「念のために補助魔法をかけておきます。空気が薄い場所ですので」



そう言うと、バエルとサーリャはソフィアたち全員に魔法をかけていく

準備を整えたソフィアたちは改めて、決意を固める



「行くぞっ!」

「おおっ!」



飛び込むように渦に入っていくソフィアたち

次の瞬間、目に映ったのは空にいる自分たちと巨大な神の姿であった



「うお、おああああ!」

「ビッツ! 崖に掴まるように空気を掴んで!」

「い、いきなり空中に投げ出されるとは」

「こっちの方が手っ取り早いだろう」



バエルは不安定に空を飛ぶビッツの手を掴み、強引に立たせる



「わ、わりい」

「それより、見てください。・・・・・・本当に、これが神なのですか?」



サーリャは唾を飲みながら、異形と化した神の姿を見る

遠くから見ていた時よりも遥かに威圧感のある姿。その足元にあるはエレメンタリアで最も高い山なのだが、文字通り神の足元にも及ばない。この山二つ分でようやく神の足と同じ長さになる程度だ

神の全身は脚の長さと胴体がほぼ同じ長さであることからして、その巨大さと異様さが分かるだろう

ソフィアたちは山頂付近にいるため、神の姿を見上げなければならない



「ソフィアが切り捨てた奴らが融合した姿に間違いない。原形は留めていないがな」

「しかし、これほどまでの力が死に体だった奴らに残っていたとは」



ソフィアとバエルが話し合っていると、突如として足の一本から一つの目と口が生まれ、こちらを見たではないか

即座にソフィアたちは臨戦態勢を取る



「そこに、いるか・・・・・・!」

「神よ! お前たちの狙いは私だろう! 掛かってこい!」

「勇者ぁ・・・・・・! ゆうしゃああああああ!!」



神が叫んだ瞬間、無数の腕が足のいたるところから生え、触手の如く襲い掛かる

ソフィアたちはそれぞれ襲い掛かる触手を薙ぎ払っていく

容易く斬られ落ちていく神の腕が舞い落ちる中、ソフィアはある違和感に気づいた



「エクスカリバーから、力を感じない!?」

「当然だろう。今や神の力はあの巨体の作成に全て回してしまっている。奴らの加護も授かりはせん。つまり、回復魔法も発動せんということだ。理解しておけ、修道士」

「かしこまりました。私は皆さまの補助に徹します」



バエルの言葉にサーリャは頷く。話している間にも腕は増殖を続け、次々に襲い掛かってくる

アレクスは剣を振るい、腕を見事に切り落とす



「ですが、そのお陰で我々のような者でも攻撃を与えることが出来るのは大きな有利です」

「神の加護って奴がねえなら、後は単純なぶつかり合いだろう! なら、俺の分野だぜ!」



ビッツが宙を蹴り、腕を跳び蹴りで落としていく

リーコも上級魔法で腕を焼き払っていく中、ソフィアとバエルの方を向く



「ソフィア、次いでに魔王! こんな雑魚は私たちが相手してるから、あなたたちは胴体をお願い!」

「分かった!」

「任せる」



リーコたちに脚部分を任せ、ソフィアとバエルは更に空を飛び、上空を目指す

途中、リーコたちが討ち漏らした腕が襲い掛かるが、ソフィアとバエルの敵ではない



「ここまで高度が上がると、リーコたちじゃ来れないな。空気が薄すぎる」

「不幸中の幸いなのは、奴らが再生と合体に力を割いているせいで裁きの力とやらが使えないことだ。あれを使われたら、エレメンタリアは一瞬で崩壊していた」

「なら、本当にあとはコイツを片付けるだけなんだな」

「そういうことだ」



胴体と思しき部分に着いたソフィアたちは四神の顔を象った物体が蠢く部分を睨みつける



「悪足掻きもここまでだ、神よ!」

「愚かな姿に成り下がってまで、世界を支配したいか」

「ま、おう、わ、がこよ・・・・・・! きさまが、ゆうしゃ、をかえたな・・・・・・!」

「変えた? ああ、そうかもな。だが、変わったのは私もだ」



バエルは残った左腕で神を指し、声を張り上げる



「貴様にとっての最大の功績であり敗因は、ソフィアを生み出したことだ! 彼女が居てくれたお陰で私は変わり、ソフィアも私を得て、変わった!」

「なん、だと・・・・・・?」

「完璧であるが故に心を持つことが出来なかった愚かな神よ! 砕け散るがいい!」



バエルが炎魔法を繰り出し、神の顔が炎に包まれる

しかし、神の黒ずんだ身体の表面は確かに焼け焦げるも大きなダメージを与えている様子は見えない。ダメージを受けながら、即座に修復していっている

埒が明かないと判断したバエルは攻撃を止め、ソフィアに話しかける



「裁きの力が使えないから有利だと話したが、あれは間違いだったようだ。この回復力、少々手こずりそうだ」

「お前と私でやれないことはないさ」

「言ってくれるではないか。・・・・・・ぬ!」



話している間に神の身体に変化が訪れた。次々と触手のような無数の手足が生えていく

それらはソフィアとバエルに襲い掛かると思われたが、手足は空を蜘蛛の巣が如く伸ばしている



「狙いは私たちじゃないのか!?」

「・・・・・・成程、これは厄介だ。復讐の根源はお前にあるようだが、奴らの狙いはあくまでエレメンタリアのようだ」

「何だと!? それでは、これは・・・・・・!」



ソフィアは空を見上げ、飛び交う手足を睨む

宙に浮かぶソフィアの足に力が入るが、バエルがそれを制す



「よせ。あれに気を取られていてはそれこそ奴らの思う壺だ。我々は本体を潰すべきだ」

「・・・・・・分かった。私は、この世界の人たちを信じているからな」

「その通りだ! とはいえ、この不測の事態には人間どもも手を焼こう。神が世界に介入するというのなら、多少のイレギュラーも許される」



バエルの不敵な笑みにソフィアは信頼する



この男が笑う時は、負ける気がしない。常に未来を予見して、最善の一手を打つ男だ

私には彼のように知恵を張り巡らせることは出来ない

ならば、力任せに己を振るうだけ



ソフィアはエクスカリバーを握りなおし、バエルに発破をかける



「なら良し!」



その言葉にバエルは己の高揚感を隠せずにいた



肩を並べて戦う者は過去あれど、背中を預けられる者がいることの何と心強いことか

我が命に身命を賭す者はいれど、我が身を案じて正面からぶつかってくる者がいることの安心することか



バエルは左腕を突き出し、叫ぶ



「心置きなく戦え! お前が目指す平和のために!」




                    §




 エレメンタリアの東に位置する王国、アステ。その地からでも光の柱は確認できた

謎の現象に怯えるアズマを落ち着かせていたナインハルツが兵士から謎の巨大物体が出現したと聞いたのはその時であった

ナインハルツは兵士を率い、城下町へと赴く。路上には巨大物体の姿を一目見ようと野次馬たちが溢れ返っていた



「皆の者! アレは危険だ! 今すぐ城へ避難を・・・・・・!」

「将軍! 空が!」



ナインハルツが民たちへ呼び掛けていると、一人の兵士が空を指差した

見上げれば、巨大物体周辺の空が徐々に黒く染め上げられているではないか

嫌な予感が的中したナインハルツは騒めき立つ民たちに再び呼び掛ける



「早く城へ避難するんだ! これより、隊を二分する! 片方は民の誘導、もう片方は防衛に当たる!」

「はっ!」



段々と恐怖が伝染し始めた民たちを混乱させないように兵士たちは城へと避難させ始め、ナインハルツ率いる分隊は城下町を過ぎ、城下町から外の道に繋がる城壁へと到着する

城を中心として、円形に広がる形に出来ているアステの城下町はその全てを城壁が囲んでいる。城壁内部に入り、ナインハルツたちは屋上へと駆け上がった

ナインハルツが屋上へたどり着いた時には、すでに空を覆う黒い物体が視界に入る空の半分以上を覆い始めていた



「投石の用意をしろ! 魔導士隊に連絡はついているか!」

「はっ! 後、五分ほどで到着とのこと!」

「・・・・・・遅い。あの様子だと三分ほどで此方へ来るぞ、アレは」



ナインハルツは眉間に皺を寄せながら、巨大物体を見つめる。物体自体はあの場から動いていないように見えるが、黒い空が四方へ広がっていることから、他の三国も同じ状況下にあるのは間違いなさそうだ

と、ナインハルツの下に一人の兵士が報告に来た



「お前は、元々城壁の物見だったか」

「はい! アレが出現し、伝令を使わせた後も望遠鏡で観測を続けておりましたが、幾度か物体の上部付近で炎とみられる光が上がったのを確認いたしました!」

「炎?」

「物体が出したのかどうかは不明です。更に、この黒い空の現象が起きる直前、物体の周囲に何かが動いているのが遠視能力のある魔導士によって確認されました!」

「物体だと?」

「大きさによると、人くらいの大きさのものが無数飛んでいたと」

「・・・・・・誰かが、戦っているのか? アレと」



ナインハルツが呟いていると、投石の準備が整ったと報告が入った。投石はスプーン状に造られた巨大な仕掛けを縄で限界まで引っ張り、へこんでいる部分に岩を乗せて発射する原始的な防衛兵器だ

魔法の発明からは久しく使われていないが、魔導士隊の到着が間に合わない今、使わざるを得ない

すでに空からやってくる物体が視認できるほどに近づいてきている



「何だありゃ・・・・・・」

「手? 足?」

「分からないが・・・・・・不気味だ」



予測不可能な事態に怯える兵士たちをナインハルツは激励する



「竦むな! 我ら、誇り高きアステ王国騎士団! 魔界からの未曾有の危機より救いし武勇を忘れるな! 投石部隊準備! 魔導士隊が来るまで持ち堪えろ! 弓矢隊も構えろ!」



ナインハルツの指示により、投石部隊は投石の仕掛けを引っ張り、岩を乗せる。弓矢を持った部隊も各々、弓を引き、その瞬間を待つ

沈黙が流れ、謎の手足が近づいてくる奇妙な音だけが近づく中、緊張が走る

そして、手足が投石の範囲内に入った瞬間、ナインハルツは叫んだ



「放てぇ!」



叫びと同時に岩が勢いよく放たれ、手足に見事命中した。いや、空を覆う程の数のため、当たるしかないと言った方が良いだろう

当然、空を覆う数だ。数発の投石で止まる気配はない。弓矢隊も矢を放つが、刺さるだけで手足は引く気配はない

勢いを殺せず、手足は城壁目掛けて飛び込んでくる



「総員、退避ぃ!」



ナインハルツは兵士たちに向けて、叫んだ。兵士たちは投石兵器の影や城壁の中に入って咄嗟の回避に入る

ナインハルツも城壁の物陰に退避する

直後、無数の手足が狙いすましたかのように城壁へと突貫してきた

手足は集中豪雨の如く降り注ぎ、絶え間なく城壁を、城下町を、城を攻撃していった

その一撃一撃は凄まじい破壊力を持っており、頑丈な城壁さえも削り取っていく

逃げ遅れた兵士は無論、投石兵器に物陰に隠れていた兵士たちも兵器ごと貫通し、瞬く間に絶命している

ナインハルツは城壁の物陰に隠れたまま、目の前に起きている惨劇に目を離すことが出来なかった



「何ということだ・・・・・・」



と、ナインハルツが呟いていると、急に足場が揺れ出した。あまりの攻撃の激しさに城壁が崩れかけているのだ

ナインハルツがそれに気づいた時には、手遅れだった。足場が崩れ、ナインハルツは城壁から落下してしまう



「う、ああああっ!」



四階建ての建造物程の高さもある城壁から地面と平行に落下するナインハルツはこのままでは地面に激突してしまうと察し、咄嗟に剣を抜いた

そして、視線の横にある城壁へと勢いよく両手で持った剣で突く。当然、剣は弾かれるも、多少は落下の勢いが殺せたのだ。ナインハルツの狙いは、これだった

ナインハルツは本来落ちる場所であった地面から少し離れた場所へと落下する

地面に転がり、ナインハルツはうつ伏せになりながらも、自身が生きていることを実感している

膝をつき、立ち上がろうとした途中、脚部と胸部に激痛が走る。恐らく、骨が折れてしまっているのだろう

ナインハルツは痛みを堪えながら、自身が先ほどまでいた城壁の方を見る

すでに城壁は城壁として意味を成していない程に崩されており、あちこちで兵士たちが動かない状態で倒れている

更に、その奥では城下町が無防備な状態で手足によって蹂躙されていた。住居は破壊され、道路は抉られており、穴だらけだ

圧倒的な破壊力にナインハルツは呆然としながらも、我に返る



「城! 城は・・・・・・!」



ナインハルツはアズマの安否を案じ、城の方へと目をやる。その先にあったのは、手足と魔法の障壁がぶつかり合っている

恐らく、此方へ向かうはずだった魔導士隊が王のためにあちらを守っているのだろう。正しい判断だが、その魔法も段々と押され始めている

あのままでは、王や避難した民全てが死んでしまう

ナインハルツは剣を支えによろめきながら立ち上がった



「私が・・・・・・! 我々が王を護らねば!」



ナインハルツが立ち上がった瞬間、空を飛び交っている手足から目が生まれ、彼を捉えた

しかし、ナインハルツは怯まない。それどころか、高らかと声を上げた



「掛かってこい! 私はアステ王国大将軍、ナインハルツだ! 勇者が身命を賭して守った世界を守れずに、何が騎士だ! 何が将軍だ!」



 彼は、後悔していた

ソフィアと共に魔界へ降り立ち、魔王へと敗北した時から、彼は己を呪っていた

三十五歳という異例の早さでアステ国の将軍となり、周囲からは羨望の眼差しで見られていた

だが、それは同時に彼の中に焦りを生ませていた。歴代の騎士たちの名に恥じぬ成果を、魔界の軍勢に対抗できる力を、勇者がいなくても国を守れる力を

世界の国々が魔界に対して努力しようと、結局、勇者頼りになってしまっていたこの世界の在り方に彼は常に疑問を抱いていた

 それで本当に良いのか。勇者が消えてしまった後の世界、新たな勢力がエレメンタリアを脅かした際に我々だけで対抗できるのか

また、神が新たな勇者を選定するまで待つしかないのか。我々だけで打ち勝つことは出来ないのか

そう思い続けていても、結局は勇者を犠牲にしてしまった結果にナインハルツは後悔していたのだ



「私の命に代えても、お前たちは私が止める!」




ナインハルツの言葉に乗せられるように、いくつかの手足が素早く彼に襲い掛かろうとする

すでに満身創痍で立っていられるのがやっとのナインハルツに、すでに対抗手段はなかった

それでも、彼は叫んだ。立ち上がった。剣を、構えた



「うおおおおおおおっ!」



手足がナインハルツに襲い掛かる、まさにその瞬間であった

彼の目の前に突如として赤い壁が出現した。否、よく見ればそれは灼熱を生み出す炎の柱であった

火柱は高々と打ちあがり、手足を吞み込んで焼却していく

一体何が起きたのか。理解できないナインハルツに向かって、火柱から声が掛かった



「上等だ。人間にもお前みてえな忠誠心あふれる野郎がいるとはな」



巨大な火柱から人影が見えたと思えば、そこから出てきたのはナインハルツよりも二回り以上も巨大な身体を持つ、魔族であった

魔族はニッと口角を吊り上げ、満足そうにナインハルツを見下ろす



「ちょっとばかし出遅れたが、何とかなりそうだ」

「お、お前は・・・・・・」



困惑するナインハルツに魔族は答える



「魔王バエル=ゼブブ様の命により、アステ王国の救援に来た。名をアモンという。いっちょ、共闘戦線と行こうぜ」




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る