Ⅰ-Ⅴ
Ⅰ-Ⅴ
「な、何を言ってるんですか神父さん!」
子羊野郎は慌てた様子で立ち上がった。
俺も自分で言っておきながら、なんとも有り得ない話だが...今その《有り得ない現象》を俺は見てしまったのだ。
俺は子羊野郎が持っていたティーカップを指差した。
「じゃあ、質問を変えるぞ。お前が持ってたティーカップ...一部が凍ってんぞ。」
「え? ...お、およ!?なんですかコレ!?」
「なんだ、気付かなかったのか?」
そう、俺もよく見るまで気が付かなかったが...カップの一部に氷が張り付いていた。
勿論紅茶で温まってるカップにピッタリくっつくなんてことはなく、張り付いていても普通ならすぐに溶けてしまうだろう。
ところが、膜が薄いにもかかわらず...数分もの間張り付いている氷は、明らかに自然に付いたものではない。
あるとすれば、術者がものに触れ続ける事で氷は溶けることなく貼り続ける。
制御が苦手な術者は、よく誤って物を燃やしたりしてしまうのと似た様な感じだ。
「え、あ...あのっ!?コレどうなってるんですか!?」
「どうなってるもクソも、お前がやったに決まってんだろ。」
「お、おお俺ぇええですかあ?!で、でも俺一般人ですよ!貧民ですよ!」
「だから俺もビビったんだよ。あくまで推測だが、多分こういう事だ。」
魔術師になる為の鉄則は、【血筋】と【才能】だ。
学べる環境と血縁が無ければ、魔術を扱う事は誰だろうと出来ないのだ。
ところが、火の国はそれの二つの条件無しに魔術師を生み出そうと人体実験が行われているという話が出ている。
国の中に入り確認しない以上事実とは言えないが...それがもし真実だった場合、流石に兵士の中から易々と実験に利用する訳にはいかない。
ならば、いつ誰が死んでもおかしくない貧民を利用する方が都合がいいに決まっている。
ついでに言っておくが、貧民が魔術師になれるか否かの話をしておく。
今のところ、貧民が魔術師になる事が出来た者は誰ひとりとしていない。
つまり、血筋を持っていても環境が変わらない以上...魔術師になる確率はゼロに近いと言える。
子羊野郎には、足に二つの術式がある上に記憶の一部が不自然に抜け落ちている。
要するに俺が言いたいことは、此奴は人体実験の被験体だった可能性が高い。
その証拠に、ほんの僅かとはいえモノの一部を凍らせた。
貧民がモノを凍らせるなど、血筋を持っていても出来る事ではないのだ。
「そもそも、理解出来ない点がもう一つある。貧民を逃がさない為にあるとかいう鉄線と地雷だよ。」
「...なんでですか?」
「厳重過ぎるんだよ、たかが貧民如きで。それに、何故国から出ちゃならねェんだよ。逃げなきゃ死ぬだけだろ。」
「...それは、」
子羊野郎は、言葉を詰まらせ困った様に俯いた。
答えられないという事は、そういう事なんだろう。
あの鉄線や地雷はただ貧民を逃がさない事だけが目的ではなく、被験体を逃がさない為にもあるのだろう。
もっともらしいが、何十メートルとある頑丈な鉄線だけでもかなりの死のリスクがあるはずが、地雷も敷き詰めるとは随分と金を掛けている。
「じゃ、じゃあ...俺はその実験の被験体という事でしょうか...?」
「さあな。」
「...およ?」
「言っただろうが、あくまで俺の推測だ。
足の術式もまだ解析していないし、それにこっちに来て環境が激変したんだ。お前の家系に魔術師がいたのかもしれないしな。」
「そんなこと言われても、俺に両親が居たかなんて覚えていませんよ。」
困った様に頭を抱える子羊野郎を見ながら、大体状況が分かってきた俺は面白いと感じた。
被験体と思われる対立国の人間が、今俺の目の前にいる。
力を全く扱えきれていない、ド素人魔術師だ。
初めは面倒臭くなって滝王子に引き渡そうと考えていたが、状況が変わった。
確かめたい、禁術で力を得たヤツが何処まで成長できるのか。
見てみたい、この餓鬼がどういう末路に落とされていくのか。
禁術なんて俺にとっては余興の一つに過ぎない。
子羊野郎をこのままあの金髪双葉に引き渡してしまうのはあまりに勿体無い。
貧民で力を操れない奴であっても、対立国の人間である事には変わらない。
滝王子が止めに入っても、国王がなんと言うか分からない。
会議を行うとなれば、国内の幹部や貴族たちは拷問してでも国の秘密を吐かせようと必死になるだろう。
もっとも、こんなアホな貧民に秘密もクソもないのだが...連中にとっては「我が国の平和の為」と言い張って、死んでも構わないと言ったところだろう。
ふざけんな、そんな面白くない結末は俺にとっては退屈と同じだ。
「...うっし、決めた。お前、此処に住め。」
「...え?ええっ!何を言ってるんですか!?」
「お前自分の事全然分からないんだろ?思い出したくないのか?」
「.....それは、思い出したいですけれども。」
もっとも、俺には子羊野郎の記憶なんてどうでもいい。
興味があるのは、禁術で得たその力だけ。
途中面倒事が発生した場合、俺にとって最悪な被害が及ぶとなれば、勿論構わずコイツは見捨てる。
力が弱ければそれまでという事だ、助けても興味が薄れるだけ。
「だったら、落ち着ける場所が必要だろうが。それとも行くとこあるのか?あ?」
「な、なんでそんな喧嘩越しなんですか!ないに決まってるじゃないですか...。」
当然だ、行く当てがあれば教会裏の何もない場所で倒れているなんて事はなかっただろうし、あったとしても俺はその場所にちょっかい出しに行くだけだ。
久し振りに楽しいおもちゃ箱を見つけたのだ、簡単に手放してなるものか。
自分の傍に置いて、じっくりとその力を観察したい。
「んじゃあ、お前はあの空き室を使え。必要なもんは明日買いに行くぞ。」
「ほ、本当に此処に住んでもいいんですか?なんで見ず知らずの俺を...?」
「そんなの決まってんだろ、お前が困ってるからだ。」
「...神父さん。」
「つか、面白そうだから俺の傍に置いとく。」
「むしろそっちが本音ですよね、神父さん?俺の感動を返してください。」
そう言いつつも、子羊野郎は何処か嬉しそうに頬緩めていた。
今まで安全地帯なんてない戦場で育ったのだ、静かに過ごせる場所が出来て嬉しくないはずがないのだ。
此処に置いておく事になったのはいいが、問題はやはり住民票だ。
この国は平和が象徴だ、悪事を働く連中が入りにくい様にそれぞれの国の出入り口には兵士が配置してある。
もっとも、俺がいる教会と火の国の領地には兵士を置いていないが。
城下町には兵士は常に安全の為に徘徊している。
こんなチビで派手な赤毛だ、長年国民を見ている兵士には一発で見知らぬ顔だとバレるに決まっている。
そうなれば、確実に身分証明を求められるだろう。
断れば、不審者として兵士に捕まるかすぐに国を追い出されてしまうだろう。
流石に俺もおもちゃを手放すのは忍びない。
ならば、アイツの協力が必須なのだ。
「明日は、買い物と身分証明を作りに行くぞ。」
「...みぶん、しょーめーですか?」
「自分の出身国や名前とか大事な事が書かれたヤツってこと。それを持っとかないと、お前国を追い出されるぞ。」
「えっ!それは嫌です!まだタコ焼きいっぱい食べたいです!」
じゃあタコ焼きがあれば大人しく国を出るってことか、食いしん坊も大概にしやがれ。
子羊野郎の身分証明を作るにも、バカ正直に内容を書く訳にはいかない。
つまり、情報を完璧に偽造し使うことが出来る身分証明が必要なのだ。
流石に役所でそれを行う事は絶対に不可能。
唯一偽造を可能とする手段があるとすれば、滝王子の協力が必須なのだ。
普段だったら断るだろうが、都合がいい事にまだ情報提供の報酬を貰っていない。
俺は金には困っていないから、それを口実に協力させればいい。
「話は取り敢えずこれで終わりだ、今日はもう寝ろ。」
「ん?そうですか?それではお言葉に甘えて休ませていただきます!」
「ああ、おやすみなさい。」
頭を下げると鼻歌を歌いながら、子羊野郎は部屋から出て行った。
それを横目で見送ると、術式を記録したあの白い布切れを出した。
改めて見ると、封印術だけでは無い事が分かった。
これは解析にかなり時間がかかると思える。
「...やれるだけやってみるとするか。」
本棚に並ぶ書物を何冊か出してテーブルに置けば、ペンと紙を片手に術の解析を行った。
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「や、やっと脱げたぁ...。」
神父さんに与えられた空き部屋に着き、流石にこの綺麗な服で寝るとシワだらけになってしまうと思い着替える事にした。
ところが、背中にあるチャックを引っ張る事が出来ず...あらゆる物を試して数十分。
ようやく服を脱ぐ事ができ、神父さんから貰った自分より大きな上着を寝巻き替わりに着てみた。
あの人が言うように身体が細く小さい自分では、全体的に大きく上着だけで腰まで身体が隠れてしまった。
「...このお部屋、本当に俺が使っていいのかな...。」
部屋のベッドに腰掛けて改めて見ると、自分にはあまりにも勿体無い空間だった。
こんな寒い時期でも、俺がいたあの町には寒さを凌げる場所も安全な場所もなかった。
ところが今では、壁もドアもしっかりあるどころか綺麗な家具までこの部屋にはある。
それを俺が使っていいと神父さんは言ってくれたのだ。
夢にまで見たゆっくり眠れて、安心して過ごせる空間なのだが...いざ与えられてみるとなんだか落ち着かず、逆に眠れそうになかった。
「...俺の記憶かぁ...。」
ベッドに寝転び、じっと天井を見つめて思い出してみる。
何も分からず、いつの間にか壊された町の中に居たあの頃を。
初めは本当に怖かった。
何故自分が此処に立っているのか、何故一人なのか。
何故戦場を逃げ回って、痛い思いをしなければいけないのか。
何故親も友人も自分自身の事も、何一つ覚えていないのか。
不安がいっぱいで、ただひたすら生きることに必死で...目の前で助けられたはずの命だって助けられなかった事が何度もあった。
そのたびにまた苦しんで、何度も死にたい思いをした。
ただ一つ、生きる希望をくれた人がいた。
今ではその人の事も思い出せないが、「誰か」が俺に夢をくれたことだけは覚えている。
どんな顔をして、どんな姿をして、どんな性格だったかなんて...本当にその「誰か」を思い出すことは今は出来ない。
でも、その人が教えてくれた事を一つ覚えている。
此処は息苦しくて、冷たくて、荒れ果てた国だ。
でも、此処は世界の一部でしかないんだよ。
国を出てみれば、見たこともない美しいものや面白いものがいっぱい広がっているんだ。
今は、まだ術がないけれど...この国を出れば、自由になれるんだ。
生きてさえいれば、いつか自由になれる。外に出る日が来る。
その日から俺の生きる理由になり、そして俺は本当に自由になった。
今こうして自由に生きているのは...夢を与えてくれたあの人のおかげなのだ。
「...あの人、今何処にいるんだろう...。」
俺のように自由になれただろうか。
今も必死に生きているだろうか。
お礼が言いたい。
その為には、やはり記憶を取り戻す以外に方法がない。
神父さんも協力してくれると言ってくれた。
思い出したら、お礼を言いに真っ先にあの人に会いに行こう。
「...寝なくちゃ...。」
いろいろ考えたら、徐々に眠気が襲ってきた。
明日は神父さんとお買い物が行く予定があった気がする。
早起きして準備をしなくっちゃ。
まだ教会しか見たことがない俺は、町ではどんな人がいてどんなモノがあるのか。
明日の事を思えば、思わず頬が緩んでしまい...そのうち俺は瞼を閉じて眠ってしまった。
*
「あっ?一体どうなってやがる!」
子羊野郎が部屋を出てから数時間以上は経っているだろう。
最初はテーブルに何冊か本が置かれている程度が、いつの間にかテーブルの周りは古い書物で溢れ返っていた。
あれから休むことなく調べ続けているのだが、謎が深まる一方だった。
一つは封印術だという事は分かったが、調べた結果術式は「二重」では無い事が分かった。
どういう訳か不明だが、複数の術式が重なってその上に封印術があるようだった。
封印術以外の術式は、陣が重なり複雑な形になってしまっている為...一つひとつが一体なんの術式なのか何が何だかさっぱり分からない。
この本も倉庫から引っ張り出して持ってきたのだが、今のところ調べても手がかり一つありゃしない。
分厚く無駄に重いから、後片付けが大変なんだぞコレ。
「何者だよアイツ。ただの貧民じゃねェことは分かりきっていたが、知らねェぞこんなもん。」
これほどまでに重ねられた術式は見たことがない。
彼は一体何者なのか。
とにかく、手がかりが見つからないようでは先には進めない。
続けていては苛立ちが増すばかりだと思った俺は、休憩がてら紅茶を淹れようと席を立った。
ドアを開けようと一歩足を出したが、足元を見ていなかった。
重なってる本に躓き転んでしまい、近くにあった本達も一緒にバラバラに散らばってしまった。
これは調べ物の前に片付けが先になってしまった。
溜息を吐きながら視線を伏せると、ある本が開いた状態になっていた。
それを何気なく手にして、そのページを読んでみた。
それは、魔術の制限に関わるものについて書かれていた。
この世界には、力を封じられた魔術師が何人もいる。
大半は罪を犯した罰として、王家に封じられた者だが...中には理由があって強すぎる力を拒み自ら制限を掛ける者がいる。
その者達は、術式を身体に刻んだり、身に付けるモノに封じる力を宿したりと制限の仕方は様々だ。
「...あ?そういや、禁忌の一つに似たヤツがあった気がするな...なんだっけか?」
その本を閉じ、棚の裏側に隠している別の古い本を取り出した。
禁術に関わる本は、現在王家の物しか所有を許されないのだが...この本は城へ行った時に俺がこっそり封印を解いてパクって来たものだ。
その場に座り、俺が思い出そうとしているその似た術の事が書かれていないかページを捲った。
ざっと捲り続けて数百ページ程捲ったところ、探していたあの術が載っていた。
この術は言わば、ドーピングと同じ様なもの。
術者に膨大な力を与えるが、死のリスクを高める危険な術だ。
実は、この術を下に造られた強化魔術がいくつも存在し、ある意味ではこの術は使われ続けているとも言える。
「...よく見りゃ、なーんか子羊野郎にあった術式と似てる気もするなー。」
術式が記録された布切れを出し、新たに強化系魔術に関わる本を数冊出した。
片っ端から一つひとつ調べていく。
そういえば、あまり使われていない古い術式を主に調べていたが一般に使われる術式についてはまだ確認していなかった。
古い方もいいが、よく考えれば確かにある意味では目立つモノは一般的に使われているモノを使用した方がいいかもしれない。
術式が似ていれば、ぱっと見では禁術が混じっていることに気付かれにくいかもしれないしな。
「...あった!こいつか!」
該当するものが一つ判明した。
強化と制御を合成して作った術式で、力を調整し危険なリスクを抑えてくれるといったよくある一般的な術だった。
主に力加減が苦手なものや、召喚した魔獣との力をよりシンクロし易い様にと使われる事が多いが...何故それが子羊野郎に。
「...さっむ。そういや、だいぶ夜更かししちまったな。」
時計を見ると既に深夜を差していた。
此処は地下とは言え、流石に冬となれば冷え込む。
そこまで考えて、あることを思い出した。
子羊野郎は、此処に来てから力の変化に気が付いた。
反応からして今まで魔術が使えなかった事は明白であり、変化に気が付いたキッカケは子羊野郎が触れたティーカップだ。
触れたところが勝手に凍るということは、力の制御が出来ていない証拠。
おかしい、調整する術が刻まれていながら何故力の制御が出来なくなったのか。
「...まさかッ!」
状況を理解した俺は慌てて廊下へ出て、光景を見て確信した。
子羊野郎が居た部屋を中心に、廊下が凍りついていた。
俺が凍った廊下の上をゆっくりと歩くと、俺が触れた箇所の氷は小さく音を立て、水となって溶けていった。
完全に凍りついた子羊野郎がいる部屋のドアの前に立つと、指を鳴らす。
ドアは燃やさず、邪魔な氷だけを隅まで溶かし、元通りなったところを俺はドアを開いた。
部屋は完全に凍りつき、子羊野郎は眠りから覚める事なく、身を丸めて寒さで震えていた。
雪が張り付いたように真っ白になった役立たずの毛布を退け、服を捲り足にある痣を確認すると、痣の部分だけが氷が固く張り付いていた。
「...術式が古くなっていたか、あるいは崩れやすい形で術をかけたかだな。」
コイツだけならまだしも、俺まで冷凍食品になりかねない。
面倒だが、現在コイツに掛けられている術は封印術と先程判明したあの術しかない。
別の術を掛けには危険を高める可能性がある為、今この場で同じ術を新たに掛け直す以外方法がない。
邪魔な周囲の氷や雪を溶かし、子羊野郎の足を片手でしっかり固定する。
身体に刻む場合、焼印など身体により残りやすいやり方で行うのが普通だが...俺の場合は《素手》で十分なのだ。
一つ二つ深呼吸し、目を閉じる。
暫く間を置き、ゆっくり目を開きながら空いてる手に力を込める。
俺の手は徐々に人ではない鱗に覆われた《別の生物の手》に変わり果て、鋭くなった爪で子羊野郎の痣に触れる。
軽く突き刺すと、子羊野郎は小さく呻き声をあげたが眠りから覚めない。
僅かでもずれてしまえば、こいつに刻まれているそれと同じ術にならない恐れがある。
しっかり陣が残る様に、時間を掛けて肌に術式を刻んでいく。
出来上がった頃は、俺の片手もコイツの足も真っ赤に汚れてしまった。
俺が手を離すと、どうやらうまくいったらしい。
先程刻んだ術式が淡く輝き、痛々しい傷は無かった様に消えて術式だけが痣となって身体に刻まれた。
「...三流が。下手くそな術の掛け方をしやがって。」
鋭い爪があった俺の手は、《人のもの》へと戻り、手は火傷の様に皮膚が赤くなっていた。
流石に時間をかけ過ぎたせいか、身体の体温が異常に上がり、怠くて歩くのもやっとの状態。
洗面台で血を洗い流し、暫く水で火傷を冷やした。
放っておいても治るのだが、痛い事には変わりないし妙な痕が残ってしまったら面倒だ。
ふらふらと散らかった自室へ戻れば、手に包帯を巻き、いつもの薬を飲み込んでベッドへ倒れ込んだ。
これ以上動くのは無理がある。
今日は休んで、また明日の朝に片付けと風呂を済ませよう。
急激に疲労と眠気が襲い掛かり、そのまま身を委ねる様に俺はそっと眠りについた。
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