Ⅰ-Ⅳ
「うっはぁ...!ポカポカでふわふわだぁ!」
「うるせぇ、大人しくしてろ糞餓鬼。」
糞餓鬼が泡を掬って軽く息を拭けば、泡の塊は散り、一つひとつシャボン玉となって宙を舞った。
あの後、結局俺が洗うのを手伝ってやる事になってしまい、動き易い服装に着替えてくればわしわしと頭を洗ってやる。
糞餓鬼は、初めての浴室に目を輝かせながら泡を手に乗せ伸ばしてみたり、シャボン玉を作ってみたりと遊び始めて落ち着きがない。
「あまりキョロキョロすんな。この俺が洗ってやってんのに洗いにくいだろうが。せめて身体ぐらい自分で洗え。」
「あ、はい!分かりました! えっと...どうすればいいですか?」
辺りを見渡し浴室にある道具や壁とにらめっこする此奴の様子に思わず溜息を吐く。
何も知らない貧民相手にするのは本当に一苦労だ。
「目の前に掛けてあるタオルに石鹸付けて擦ってみろ。泡が出てくりゃ後はそのままタオルで身体洗え。」
分かったと頷けば、目の前にあるタオルを取り近くにあった石鹸を手にしてそれをタオルに擦り付ける。
石鹸を付けた後に身体を擦り、泡が身体に付けば「おお!」っと声を上げ、それに再び目を輝かせながら身体を洗い始めた。
身体は小さい上に傷だらけで随分と痩せ細っていることから、今まで過ごしてきた環境を物語っている。
火の国は当然ながら年中戦場だ、着る服だってなければ食べ物もありゃしない。
話を聞けば、両親は居らず一人で貧民街で過ごして来たらしい。
こんなにも弱々しいヤツが、よくあの地獄の中生き抜いてきたものだと同情どころか逆に感心してしまう。
「し、神父さん...!背中、届かないです...っ!」
「...何してんだ、お前は。」
背中以外泡で包まれた状態で、残った背中を洗おうと唸り声をあげながら必死に身を捩っていた。
どんなに変なポーズを取ろうと背中を洗う事なんて無理に決まっているだろ。
相手の様子に呆れ果て溜息吐けば、洗ってやるとタオルを横から取ってやる。
餓鬼は嬉しそうに礼を言いながらへらっと笑みを浮かべた。
背中を洗ってやりながら偶然視線を下へ向けると、餓鬼の左足の太腿に《何か》がある事に気が付いた。
突然手を止めた俺に対して、餓鬼は不思議そうな顔をしながら首を傾げて来た。
「どうかしましたか、神父さん?」
「...おい、思い切り足開け。見えねェだろうが。」
「およっ!?ちょ、しし...神父さん...!?何するんですか!」
慌てる相手を無視し、無理矢理足を開かせ太腿の部分だけ泡を洗い流す。
先程まで気が付かなかったが、太腿には周辺を覆う様にリング状の赤い痣があった。
いや、正確には《ただの痣》なんかではない。
ざっと見たところ明らかに身体に刻まれた術式であり、かなり古いモノだ。
「し、神父さん...恥ずかしいです...!」
「安心しろ。俺に性欲はないし、興味もねェ。」
「そういう問題じゃないです!」
閉じようと足に力を入れて抵抗する糞餓鬼に対し、閉じない様に同じ具合の力で抑え込む。
今この場で全てを解読するのは無理だが、ざっと見たところ恐らく特殊な封印術だろう。
各国にはそれぞれ特殊な封印術が存在する。
その封印術は、禁術や過去に行われた魔術の実験記録など表に出るべきではない存在を王家の者が封じる為にある術式。
仕組みを知る事が出来れば、魔術師であれば解除は可能だが...その為には王家のみが所有する魔道書を読み知り尽くす必要がある。
俺は過去に緑の国の特殊封印術の解読を行った事があるが、そこらの魔術師では解ける内容ではない。
上級レベル、又は専門的知識が無ければ...その魔道書を読んだところで理解しきれないだろう。
それ程までに強力な術が通常ならば一度で十分なはずだが、此奴には二重に術をかけられている。
明らかに異例の出来事だ。
「...俺の質問に答えろ、糞餓鬼。此奴は何時から足にある。」
「むむっ...いい加減その呼び方やめてくれませんか?いくら貧民でも俺には『メーリ』って立派な名前が」
「イイから答えろ、クソ子羊野郎。」
「子羊野郎!? ...何時からあるかなんて分からないですよ。気が付いたらあったというか...。」
「んな生易しいモンじゃねェんだよ此れは。いつだ? この痣は何年程前からある。」
「そんな事言われても、俺は昔の事は全く覚えていないんです...。」
「あ? どういう事だ。」
困った表情をしながら、子羊野郎は自分の事を語った。
子羊野郎の話では、過去の記憶は途中からゴッソリと抜け落ちてしまっているとの事だ。
5年程前に気が付いたら戦場と化した貧民街に居て、その頃からこの痣があったそうだ。
その頃に覚えていた事は、自分の歳と名前だけ。
所々忘れている、覚えていないならまだ分かるが...全てを忘れているというのは不自然だ。
記憶というのは何とも不思議なもので、忘れた事があってもふとしたキッカケで思い出す事がある。
だが、彼にはその現象によって拾えた過去の記憶は一つどころかほんの一部すらないのだ。
俺の推測では、恐らく記憶を封じられている。
もしも、失った過去の記憶の中に重大な何かを知ってしまった、或いは関わっていたとしたら封印されているのは此奴自身の記憶という可能性は十分に有り得る。
「...神父さん?」
「...此奴を調べる。もう粗方綺麗にはなったろ、風呂から上がるぞ。」
「はい!ありがとうございます!」
「此奴で濡れた髪と身体をちゃんと拭け。次ぶっ倒れたりしても面倒は診ないぞ。」
「分かりました!」
此奴より大きなバスタオルを投げ渡してやれば、子羊野郎は抱き締める様に受け止めた。
タオルの感触を味わいながら、楽しそうに身体を拭っていく。
今更ながら、服はどうするべきか全く考えていなかった。
流石に先程の服はボロ過ぎて捨ててしまった。
俺の古着が一応あるが、あまりにもサイズが合わない。
子羊野郎のサイズに合う服があるとすれば今は『アレ』しかないのだが。
取り敢えず、調べる為にもまず先に足にある痣を記録しておく必要がある。
記憶が封じられているというのはあくまで推測であって、確信は何もない。
それに、記憶のみが封じられているとは一切限らない為リスクを考えて流石にこのまま直接足の痣に触れる訳にはいかない。
「おい、身体拭いたら足を出せ。」
「えっ...何をする気ですか?」
「いいから足を出せっつってんだろ、殴るぞ。」
「わああっ!分かりました!分かりましたから、拳を作るのやめて下さい!殴る気満々じゃないですかぁ!」
拳を作って脅す俺に対し、子羊野郎は身体をバスタオルで包み、ひぃひぃと泣きながら痣のある左足を前に出した。
軽く指で痣を撫でると小さな音を立てて火花が散り、ポケットから白い布切れを出した。
それを痣の上に被せると、布は徐々に焦げ跡が付いていき、暫くすると焦げ跡は痣の術式と同じ形に焼き上がった。
出来上がった頃に布を引っ張って剥がすと、子羊野郎は小さく悲鳴をあげた。
「うっし、記録完了。思ったより綺麗に写せたな。」
「...神父さんっ、痛いじゃないですか...何をしたんですか...?今のは魔術ですか?」
「こりゃ驚いた...アホな貧民でも魔術は知っているんだな。」
「馬鹿にしないでください、少しくらいは知ってますよ!」
子羊野郎はバスタオルに包まれながら、アホ毛をピンと立たせ、頬いっぱいに膨らませた。
先程まで「尋問」を「ジンギスカン」と言っていたんだぞ。
一般知識皆無だった奴が、いきなり常識な事を言えば誰だって驚くに決まっている。
俺は子羊野郎の問いに首を横に振りながら、布切れを傷付けぬ様にそっとしまった。
「一応魔術の部類だが...俺は魔術師じゃねェよ。俺は特別なんだよ。それより、お前の着替えだ。」
「えっ!俺の服があるんですか!」
「なんだ、お前。そんなに全裸で居たいのか?今そのまま外に出れば、魔物がうじゃうじゃ寄ってくれるぞ。よかったな、モテモテじゃないか。」
「そんな恐ろしいモテモテなんて絶対に嫌です!」
「だったら、大人しく着いてこい。」
修道服を持って浴室から出れば、そのまま空き室へ向かった。
何も知らない子羊野郎は、首を傾げながらもひょこひょこと俺の後を追って歩いた。
捨てると滝王子に煩く言われると思って、確かタンスの中にしまっていたはずだ。
部屋に着けばすぐにタンスの引き出しを開け、邪魔なモノは適当に引っ張り出して退ける。
目的であるそれを視界に捉えると、それを掴み引き出しから出した。
「あったあった。おい、お前はコレを着ろ。」
「これ、ですか?」
何かが入った袋を受け取ると、包袋を破って中身を出す。
中身は修道服が入っていた。
ただし、俺が着ている男性用ではなくロングスカートである女性用の修道服だ。
「俺の古着を貸してやる予定でいたが、お前じゃあサイズが合わない。今お前に合う服って言ったらそれしかないが...どうする?」
「....いい。」
「あ?」
「凄いいい!こんな綺麗なヒラヒラで素敵な服みたの、生まれて初めてです!わあ、触り心地も良くて、しかもポカポカでいい匂いです...!」
抵抗あるかと思ったが、此処に来るまで女の格好をしていたんだ。
与えられた修道服を手にして、目を輝かせながらその場をくるくる回ってはしゃぐ子羊野郎に溜息を吐いた。
大体、男が女モノを与えられて喜ぶヤツなんて其処らには居ない。
「一応聞く。お前これが女モノって理解してんのか?」
「むっ、それくらい知ってますよ。俺の国だって女性はいます。」
「あのな、普通は男が女モノ着るってあまりないの。分かる?」
「洋服に男も女もあるんですか? 俺は可愛くて好きですよー!」
そこらへんにポイッと身体を包んでいたタオルを脱ぎ捨てれば、早速服を着始めた。
まあ、何とも感じないのならそれでいい。
飯は食ったし、風呂も済んだから着替えるだけ。
これが終われば、ようやく本題であるコイツの話を聞くことが出来る。
何処から来て、どうやって来たのか。
どの様な環境で今まで生きてきたのか。
火の国ならば、生活環境や国の様子を知るチャンスになる。
血の気が多く関わると後々が面倒だと、他国は火の国とはかなり距離を置き、此方からはなるべく刺激を与えない様にしていた為、実際にどんな国なのか深く知らない。
俺は昔一度だけ火の国いた事があるが、あまりに酷い環境ですぐに国から出てしまった。
ただ野宿するのに都合がいい建物を探っていたのだが、何故か廃墟だらけの村を巡回している国の兵士に見つかり、あの頃は取り敢えずボコって逃げのびた。
あの巡回の目的は結局分からないままな上、不審者を探すにしてはあまりに人数が多かった。
今は火の国へ入る事が出来ない為、何かの情報を得るにはコイツの話を聞くのが一番だ。
「んじゃあ、俺は自室で待ってるわ。着替えたら来い。部屋はすぐに分かる。」
「ま、待ってください!神父さん!」
「...んだよ糞野郎、少しは休ませ―...何してんだお前。」
半ば苛立ちながら振り返ると、子羊野郎は涙目になりながら此方を見つめていた。
修道服は前と後ろが反対になっている上に、ウィンプルは上手く被れず斜めにズレていた。
その様子を暫く眺めて、思い出した俺は片手で己の顔を覆った。
そうだった。
此奴は何も出来ない貧民だった。
「...悪かった、ちゃんと教えてやるからよーく覚えとけ。一度きりだ。」
「ほ、本当ですか!お願いします!」
嬉しそうに喜ぶ子羊野郎を見て、俺は重い溜息を吐いた。
コイツと関わるとどうもこの先悪い事しか起こらない気がしてならない。
やはり見捨てておくべきだったろうか。
子羊野郎に修道服の着方を教えてやりながら、どうやってコイツを滝王子に押し付けてやろうかと頭の片隅で黙々と考えた。
.
.
.
「わ~!本当に綺麗ですね!ありがとうございます、神父さん!」
「おう、分かったから暫く俺にお願いするな。」
「およ?どうしました?」
子羊野郎が首を振る俺を不思議そうに見つめながら覗き込んできた。
コイツといるとどうも調子が狂ってしまう。
これから先どうするかも考えなければならないというのに、この調子でやっていけるのだろうか。
そんな事を考えながら、俺の自室のドアを開いた。
必要最低限の家具と本と魔法薬作る為の薬物しかない部屋。
殺風景だと以前滝王子に言われたことがあるが、俺にとってはこれが落ち着くし余計なモノを置くのは掃除する箇所が増えるだけで面倒だ。
「紅茶と食いもん持ってくる。そこの椅子に座って大人しく待ってろ。」
「...こーちゃ?たこやき?」
「あ~...所謂飲みもんだよ。」
「そんな難しい飲み物があるんですか!わ~...どんなのかな?」
何を想像しているのか分からないが楽しそうに頬を緩めると、ダイニングチェアに座って膝の上に手を乗せ、両足をぶらぶらしながら大人しく待っていた。
俺は買ってきたタコ焼きを温め直し、さっさと紅茶の用意を済ませる。
ティーポットに茶葉を入れ、タコ焼きと紅茶をトレーに乗せて部屋へ運ぶ。
両手が塞がっている為、足でドアを蹴飛ばして無理矢理こじ開けた。
「おう、持ってきたぞ。」
「び...ビックリしたじゃないですか!ドア壊れちゃったらどうするんですか!」
「仕方ねェだろ、手が塞がってんだから。」
「そういう時はお願いしてくださいよ!...それが紅茶と...なんですか?」
「あ?タコ焼きに決まってんだろ。」
「...たこやき...。」
タコ焼きが詰まった容器に顔を近付け、じっと見つめて静かに涎を垂らした。
コイツ、起きてすぐに倉庫の食いもんを全部食った癖にまだ食べる気なのか。
上下左右にゆっくりとタコ焼きを目の前で移動させると、何も言わずにただひたすらにタコ焼きをガン見して目で追い続ける。
どうやらまだ食い足りないようだ。
「分かった、二パックお前にくれてやる。元々お前にやる分だったしな。」
「ほ、本当ですか!では、遠慮なく頂きます。」
そう言いながら、既に遠慮なしにタコ焼きを一つ口の中へと放り込んだ。
熱かったのか、はふはふと息を吐きながら頬張る子羊野郎の様子は何とも幸せそうに食べていた。
俺も一つ爪楊枝にさせば口へと運んだ。
やはりあの糞ババアのタコ焼きは絶品だ。
「この、タコ焼きっていう食べ物...んぐんぐ、凄く...はふはふ、美味しいですね...!」
「...食うか喋るかどっちかにしやがれ。あと、食ったからにはちゃんと代償を払ってもらうぞ。」
「っ!?俺、お金なんてないですよ!!」
「貧民に金を請求する馬鹿がいるかよ。俺が欲しいのは、俺の情報だ。」
「...じょーほー?」
頭上にクエスチョンマーク浮かべながら、子羊野郎は首を傾げた。
紅茶が出来た頃合だと思い、ティーカップに紅茶を注ぐと綺麗な黄色の液体がカップの中で輝いた。
今日の紅茶はレモンティーだ。
相手に紅茶が入ったカップを一つ差し出してやれば、暫く眺めた後そっと一口飲み込んだ。
すると、気に入ったらしく美味しそうにすぐに飲み干してしまった。
「これ、これが紅茶なんですか!キラキラしてて美味しいですね!」
「聞いて驚くな。俺はこの国の王子様よりお茶淹れるの上手いんだぜ?」
「およよ!?王子様より凄いんですか神父さんは!」
「そうだ。いや、そういう話じゃない。俺は、お前の国について知りたいと言ってるんだ。お前、どっちから来た。」
「あっちです!」
紅茶のおかわりをカップに注ぎながら方角をまっすぐ指差した。
いや、俺が聞きたいのは何処の国から来たのかと聞いているんだが...。
質問を変えて聞いてみると、即答で分からないとハッキリ言われてしまった。
コイツ、自分が住んでいた国の事すら分かっていないのか。
「じゃあ、どんな国かせめて教えろ。それくらいは出来るだろ?」
「...あまり、いい所じゃないです。」
紅茶を飲むのをやめ、表情を暗くすると俯いた。
子羊野郎の話を聞いた所、やはり話からして火の国から来たのは間違いではなかった。
日々は常に戦場、戦いに敵も味方もない。
ただ毎日あらゆる場所に死体が転がっていたという。
着る服も食べ物も住処も、全て奪って殺して手に入れる。
何かを得る為に、何かを奪う...そんな人の醜さで成り立っている国だと十分に分かった。
そして、兵士が巡回しているのは国民を外に出さない為だそうだ。
今では壁のように有刺鉄線が国の周辺を囲っている上に、付近には地雷を埋めているそうだ。
「んで、お前はそんな中どうやって国から出たんだよ。」
「えっと...鉄線をよじ登って降りました。」
「んなの分かってんだよ、どうやって降りたんだって聞いてんだよ俺は。」
「飛び降りました。」
死ぬ気か此奴は。
先程の話では、高さは数メートルではなく数十メートルはあると聞いた。
そんなところから落ちて無事で済むはずがない。
俺が拾った時からして、雪の影響で軽い凍傷と鉄線の登り降りの影響で出来た傷くらいしかなかった。
骨折していないどころか、捻挫すらないのはむしろ奇跡じゃ済まされない。
そうなれば、コイツには一つの可能性が生まれた。
俺の視線の先には、カップの一部に張り付いた薄い氷。
「おい、糞餓鬼。単刀直入に言うぞ。」
「? なんでしょうか?」
子羊野郎は不思議そうに見つめながら首を傾げた。
俺は爪楊枝でタコ焼きを突き刺し、それで相手を差しながら言ってやった。
「お前、魔術師だろ?」
「........およっ?」
俺の言葉に数秒ほど間を置いた後、子羊野郎は目を点にして固まった。
それを無視する様に、俺はタコ焼きを口へと放り込んだ。
.
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