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2017年4月9日 23:30 編集済
かつて某理想郷のほうで出会い、何度も読み返して楽しませていただいておりました。あちらのオリジナル作品中でも雰囲気といい展開といい屈指の名作のひとつだと思っていたのですが、何年か前に改装ということで読めなくなってしまい、以来読みたくなっては改装中であることに気づき寂しく思うことがしばしばありました。それが何気なく題名でグーグル検索してみたところ、カクヨムで公開されているのを発見、リニューアルということで懐かしいような新鮮なような不思議な気分で、もういちど「京都畸剣案内」を読むことが出来ました。こうしてリニューアルされたものを読むと、物語の根幹が腕を失くした一件を巡る響くんの心境におかれたことで、スッキリとして読後感も爽やかな青春ものに仕上がっているように思います。(記憶の中の旧作としか比較出来ないのが残念ですが)心境描写なども増えているように思えますし、つくねちゃんや薫子さんはより可愛くなり、イチハさんも印象が一気に強まりましたね。ただ、あえて僭越な物言いを許していただければ、旧作のイメージが強いだけあって、今作でオミットされた部分、つまりくらげちゃん周りやイチハさんの話、オトハさんの背景、義手関連の人(失礼ながら名前を失念しました……。本作の「四足剣 驟雨」で台詞だけ出てきた方がそれっぽい覚えが)、どこか寂寥感のあるエピローグなどを読めないことが残念でもあります。読みながらもここは旧作ではどうなっていたっけ、と思うこともあり、無理なお願いなのは重々承知ながら、旧作のほうももう一度読み返したいなぁ、なんて考えてしまいます。最後になりますが、むこうで「探偵ケプラー」など他作品も読んでいた事もあって、作者様の作品をもう一度、しかも「剣客執事」などの新作も読むことが出来たことはとても嬉しく思います(ここへのコメントが場違いだったら申し訳ありません……)。これからも応援しております!
作者からの返信
まさか昔から読んでいただいた方が来てくれるなんて、とえらく驚いております。ありがたいやら懐かしいやらこそばゆいやら、いやありがたいもありがたく、非常に喜んでおります、はい。そして色々と作者都合で振り回してしまって申し訳ありません。本作完結扱いになっておりますが、剣客執事が一段落ついたら、続きを書こうと考えています。次は完全新作の展開で、ここからあれとこれがこうなって、と予定を開帳したい気分もあるのですが、ぐっとこらえて、作品としてご提示したいと思います。なかなか忙しく思うように筆が進まない状況ですが、こうして待っていて下さる人がいるというのは、何よりも励みになります。再開目指して気合入れるので、またFRE様がお暇な時にでも読んで頂ければ幸いでございます。
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かつて某理想郷のほうで出会い、何度も読み返して楽しませていただいておりました。あちらのオリジナル作品中でも雰囲気といい展開といい屈指の名作のひとつだと思っていたのですが、何年か前に改装ということで読めなくなってしまい、以来読みたくなっては改装中であることに気づき寂しく思うことがしばしばありました。
それが何気なく題名でグーグル検索してみたところ、カクヨムで公開されているのを発見、リニューアルということで懐かしいような新鮮なような不思議な気分で、もういちど「京都畸剣案内」を読むことが出来ました。
こうしてリニューアルされたものを読むと、物語の根幹が腕を失くした一件を巡る響くんの心境におかれたことで、スッキリとして読後感も爽やかな青春ものに仕上がっているように思います。(記憶の中の旧作としか比較出来ないのが残念ですが)心境描写なども増えているように思えますし、つくねちゃんや薫子さんはより可愛くなり、イチハさんも印象が一気に強まりましたね。
ただ、あえて僭越な物言いを許していただければ、旧作のイメージが強いだけあって、今作でオミットされた部分、つまりくらげちゃん周りやイチハさんの話、オトハさんの背景、義手関連の人(失礼ながら名前を失念しました……。本作の「四足剣 驟雨」で台詞だけ出てきた方がそれっぽい覚えが)、どこか寂寥感のあるエピローグなどを読めないことが残念でもあります。読みながらもここは旧作ではどうなっていたっけ、と思うこともあり、無理なお願いなのは重々承知ながら、旧作のほうももう一度読み返したいなぁ、なんて考えてしまいます。
最後になりますが、むこうで「探偵ケプラー」など他作品も読んでいた事もあって、作者様の作品をもう一度、しかも「剣客執事」などの新作も読むことが出来たことはとても嬉しく思います(ここへのコメントが場違いだったら申し訳ありません……)。これからも応援しております!
作者からの返信
まさか昔から読んでいただいた方が来てくれるなんて、とえらく驚いております。ありがたいやら懐かしいやらこそばゆいやら、いやありがたいもありがたく、非常に喜んでおります、はい。そして色々と作者都合で振り回してしまって申し訳ありません。
本作完結扱いになっておりますが、剣客執事が一段落ついたら、続きを書こうと考えています。次は完全新作の展開で、ここからあれとこれがこうなって、と予定を開帳したい気分もあるのですが、ぐっとこらえて、作品としてご提示したいと思います。
なかなか忙しく思うように筆が進まない状況ですが、こうして待っていて下さる人がいるというのは、何よりも励みになります。
再開目指して気合入れるので、またFRE様がお暇な時にでも読んで頂ければ幸いでございます。