第13話 右の前足を上げたら
ちょっと喉乾いたんだけど。
何とかしてこのメッセージを伝える術はないかと考えながら、僕とシャークはキャリーケースの中で寝そべっていた。
出発前に
パーティーは六時からって言ってたけど、みんなもう集まってるんだろうか。ここは控室らしくて、広さはワンルームマンションほど。僕らのキャリーケースが置かれているテーブルには、剛太のリュックサックに、土産物らしい紙袋や、着替えの入ったバッグなんかものっている。傍には椅子が四脚並び、テーブルの向かい側には三人がけのソファ。その向こう、ドアのすぐ脇には小さいテーブルがあり、トレーの上にグラスと魔法瓶が置いてある。グラスの一つには誰かが飲み残した水が入っていて、あれを狙うのも手だ。
とはいえ、僕らが自力でキャリーケースを脱出できるのが判ったら、面倒な事になるかもしれない。そこまでリスクを冒すべきかどうか思案していると、ドアの外に人の気配がした。絨毯のせいで足音が判りにくいけど、剛太が戻ってきたらしい。
「シャーク、じいじが来たぞ!」
大声で呼びかけながら、剛太が全身でぶら下がるようにドアを開けて入ってくる。その後ろに続くのは、祖父で国会議員の
源治は「これはまた、立派な猫だな。何ていう種類だ」と、大げさに驚いてみせる。
「血統書はないけどさ、マンチカンていう種類が混じってて、だから足がちょっと短いんだ。でもって、すごく頭がいいんだよ」
小鼻を膨らませて説明しながら、剛太はずり落ちてきた僕とシャークを引っ張り上げると、そのままテーブルにのせて一息つく。願ってもないチャンスなので、僕とシャークは剛太のリュックサックに近づくと、フラップを持ち上げて前足を突っ込んだ。
「おいおい、いたずらされてるぞ」
後ろで源治が声をあげてるけど、ここは無視。リュックの中には水筒が入ってるはずだ。僕らは目当ての品を探り当てると、そのまま前足でかき出し、テーブルを転がっていきそうになるのを腹で押さえ込んだ。
「シャーク、水が飲みたかったんだ。言えば飲ませてやるのに」と、剛太は僕とシャークから水筒を取り上げると、蓋をとって水を注ぎ、テーブルに置いた。取り急ぎ、シャークの好きにさせて渇きをいやしてから、僕は「だから、さっきから言ってただろ」と、文句をつけた。しかし剛太は「ほら、おいしかったってさ」と、得意顔で、本当に察しが悪い。
「ねえ、じいじもシャーク抱いてみる?絶対ひっかいたりしないから」
「そうか」と、源治はどうやら動物嫌いじゃなさそうだけど、横から照枝が「お父さん、毛がついたら大変よ」と釘を刺している。剛太は「コロコロ持ってきたから大丈夫だよ」と、リュックから粘着テープのクリーナーを取り出した。
「さすが剛くんは準備がいいな」
源治はまたしても大げさに感心してみせると、スーツに毛がつかないように腕を伸ばして、僕とシャークを両脇から抱え上げた。僕は初めて間近に見る祖父という人物を、じっくり観察する。年相応に薄くなってるけど、まあ善戦してるって感じの髪。かなり日焼けしてるのは、ゴルフのせいだろうか。テレビじゃいつも、背中に変な虫が入って出て行かない、という感じの、少し苛ついたような顔つきなのに、今日は手放しで笑っている。これが孫パワーって奴かもしれない。
そして彼の太い眉の下、ぎょろっとした両の目には、興味津々な顔つきのシャーク、つまり僕が映っていた。ここで猫踊りの一つでも披露しておくべきだろうかと考えていると、いきなり照枝が脇から顔をのぞかせ、派手なエメラルドの指輪をはめた手を伸ばして、僕とシャークの頭を押さえるように、ゆっくりと何度か撫でた。
「猫ちゃん、剛くんと仲良くしてあげてね」
まるで人間に頼むみたいに、照枝はそう言いながら目を細めた。年の割に真っ赤な口紅と、厚塗りの化粧がちょっと怖いんだけど、彼女の掌はなんだか気持ちいい。
「仲良くしてあげてるのは、僕の方だよ」と、剛太が割って入ると、照枝は「そうなの?剛くん、えらいね」と、ほめちぎった。親馬鹿ならぬ婆馬鹿ってとこだ。そこへ、ドアをノックして男が顔を覗かせ、「先生、そろそろお時間です」と声をかけた。
パーティーが始まり、みんなが出て行ったら、控室に残っているのは僕とシャークだけ。水もたっぷり飲んだし、猫おやつも食べたし、心ゆくまで毛づくろいをして、あとはのんびり過ごせそうだ。
かく言う僕本人はどこにいるかといえば、
それにしても、と、僕とシャークは前足の肉球を舐めながら考える。祖父母ってのは奇妙なものだ。もちろん、いくら世間知らずの僕だって今までに何度も、同級生とその祖父母を見たことがある。彼らは親とはまた違うスタンスで、大体において孫に甘いというか、過大評価の傾向がある。まあ、身内なんだから当然なのかな、と思いながら、僕はそれを眺めていた。
だからやっぱり、源治と照枝が剛太にやたらと甘いのは、普通の事なんだろう。でも僕にとって驚きなのは、剛太の飼い猫って理由だけで、彼らが僕とシャークにも優しくしてくれた事だった。
パーティーが始まって、どのくらい経っただろう。醒ヶ井邸にいる僕は、小梅に夕食の「猫貴族 烏骨鶏の黄金ジュレ」をやってから、居間のソファに戻ると、ホテルの控室にいるシャークに再び接触した。彼は寝ていたらしくて、僕の呼びかけに目を覚ますと、大きく伸びをして後ろ足で耳を掻いた。少し退屈だけれど、気分はそう悪くない。
もうしばらく寝ようかと、重ねた前足に顎をのせていると、人の気配がした。首をもたげて外の様子をうかがうと、ドアが開く。入ってきたのは
それから彼女はようやく僕とシャークに気づいたらしくて、口元の雫を手の甲で拭いながら「何よう」と唸った。僕にしてみれば、そっちこそ「何よう」だ。声を出すのも面倒くさいので、口だけ開けて「うるさい」と威嚇してやると、向こうは「けっ」と馬鹿にした声だけ出して、ソファに腰を下ろした。
「ちょっと寝るから。誰か来たら起こして」
そんなの知らないし、と思いながら、僕とシャークはキャリーケースの中で蹲る。美蘭はソファの肘掛に脇を預けて横になると、眉間にうっすらと不快そうな影を浮かべて目を閉じた。今夜は宗市さんにくっついて紛れ込むって話だったけど、この様子じゃきっと、誰かに不意打ちで口説かれたに違いない。
また後で機嫌が悪くなって、こっちにも八つ当たりが来るんだろうな、と憂鬱な気分に浸りながら、僕とシャークは美蘭の脇腹が浅い呼吸を繰り返すのを見ていた。寝るなんて言ってるけど寝てないし、たぶん心臓はせわしなく打ち続けてる。
子供の頃から、それは変わらない。誰かが、大体において大人の男なんだけど、美蘭や僕の事を可愛いだとか綺麗だとか言うのを耳にすると、僕らの母親は一気に機嫌が悪くなった。そして後からこっそり僕らだけを呼び出し、僕らがどれだけ醜くて根性がひねくれてて、誰からも好かれないかって事を繰り返し叩き込んだ。
特に美蘭の事は同性でライバル視したのか、言葉だけじゃなくて、髪を一束指に絡めとって、血がにじむほど引っ張ったり、爪と肌の間に針を突き刺したりして、身体で憶え込むように仕向けた。
その甲斐あって、美蘭はいまだに男から口説かれたりすると、具合が悪くなる。学校モードだとか夜遊びモードだとか、キャラを作っていれば大丈夫なのに、今夜は
僕とシャークは少しずつ穏やかになってきた彼女の呼吸を数えながら、尻尾の位置を変えた。それから顔でも洗おうかと前足を上げると、聞きなれた声が耳に入った。剛太と
思わず「美蘭」と声をかけると、彼女は面倒くさそうに眼を開き、「邪魔しに来やがって」と呟いた。その言葉がまだ終わらないうちにドアが開いて、剛太が入ってきた。後に続く勇武は美蘭の姿に気づくと、「すいません、失礼しました」と早口で詫びて、剛太の肩を押すようにして回れ右の体勢をとった。
「どうぞ、お構いなく」
美蘭はゆっくりと起き上がって、二人の方に向き直る。勇武はそこでようやく相手が誰か気づいたらしくて、「は、びっくりした。何してるの」と声をかけた。
「眠くなったから、ちょっと休んでたの」
どうやらスイッチが入ったらしくて、美蘭は下着姿なのも気にかけていない。そして剛太に「ねえ、私が誰か判る?」と尋ねた。彼はうつむき加減に「美蘭」と答え、彼女は「憶えててくれたんだ」と獲物を前にした笑みを浮かべる。
「シャーク連れてきたの、見る?」
美蘭が「見たいわ」と返事するのも待たずに、剛太はキャリーケースを開けて僕とシャークを抱き上げた。勇武はどうやら居心地が悪いらしく、その隙に部屋から出ていってしまった。
「こないだより少し大きくなったみたいね」と言って、美蘭は僕とシャークの喉元を冷たい指先で掻いた。剛太は「こいつ、すっごく大食いなんだ」と、得意げだ。
「猫の大食い選手権とか、あればいいのにね」
「ぜったい優勝するよ」
馬鹿な会話してるなあ、と呆れながら、僕は美蘭が僕とシャークを抱くかどうか考えていた。剛太の前で、フレンドリーな演技をするなら、抱く。でも僕のことは嫌いだから、やっぱり抱かない。
「ねえ、この子とお話しする方法、教えてあげようか」
美蘭はそう言うと腕を伸ばし、剛太から僕とシャークを引き取ってテーブルの上にのせた。剛太は何が起こるんだろうと、大きな目をさらに丸く見開いて彼女を見ている。たんに露出が多くて、目が離せないだけかもしれないけど。
「いい?まずは最初にこう質問して。今日はお話しする日?しない日?」
「わかった」
「この子はね、イエスの時は右の前足を上げる。ノーの時は左」と言いながら、美蘭は僕とシャークの前足を交互に触った。
「もしイエス、つまり右の前足を上げたら、お話しを続けても大丈夫。でも左の前足を上げたり、何の答えもない時は、それでおしまい」
「わかった」
「じゃあいくわね。シャーク、今日はお話しする日?しない日?」
こういう展開は予想してなかったけど、無視なんかしたら後で何をされるか判らない。僕らは素直に右の前足を持ち上げた。
「わあ、イエスだって!」と、剛太は興奮を隠せない様子で叫ぶ。
「お話しできるみたいね。続けるわよ。シャーク、今、お水飲みたい?」
正直あんまり喉は乾いてないけど、ここは流れとしてイエスの選択。僕は再び右の前足を持ち上げ、剛太は「うわあ」と口を開いたままだ。美蘭は「ね、これでお話しできたでしょ?」と彼の肩に手を置く。
「本当だ。じゃあ水飲ませてやらなきゃ」と、剛太は慌ててリュックから水筒を取り出した。その時、ドアの外に人の気配がしたので、僕は美蘭に「誰か来た」と声をかけた。まあ実際には「ニャニャ」ぐらいだけど。
軽いノックが響き、顔を覗かせたのは宗市さんだった。彼は「気分どう?」と美蘭に声をかけ、剛太には「シャークはいい子にしてる?」と尋ねた。
「うん。水が飲みたいんだってさ。ちゃんとしゃべれるんだよ」
「美蘭が教えてくれた?よかったね」
二人が話をしているうちに、美蘭はドレスを身に着けて靴を履くと、バッグからチョーカーを取り出し、宗市さんに「お願い」と声をかけて背中を向けた。
「猫って、チーズ食べても大丈夫なのかな」
勇武の奴、心配してるような事を言う割にガードが甘い。シャークはテーブルに彼が放り出したハンバーガーの包み紙に首を伸ばすと、へばりついているチーズを舌でせっせとこそげ落とした。
「でもさ、
剛太はフライドポテトにケチャップをつけながら、訳知り顔で言う。
「なんで?」と、勇武もフライドポテトを頬張り、二本目の缶ビールに口をつける。
「塩が多すぎるんだって。人間だと塩は汗と一緒に出ていくけど、猫はほとんど汗をかかないから、身体に溜まって病気の原因になるんだよ」
「へーえ」と、猫のことなんか全く心配してない空返事。勇武はよほどパーティーが重荷だったらしくて、剛太に便乗してホテルを脱出した途端に、腑抜けみたいになってる。
タクシーに乗り、途中でコンビニに寄ってビールとコーラを買い、更にハンバーガーショップに宅配オーダー。剛太のマンションにたどりついたらスーツも脱ぎ捨て、Tシャツにジーンズで我が家のようにリラックス。剛太も似たような格好で、そこへシャークも加わり、春菜が見たら絶叫するような、人畜入り乱れての二次会だ。
「やっぱり、シャークはカリカリだな」
剛太は立ち上がってリビングを出ていくと、しばらくして戻って来た。そして握りしめていた左の拳をテーブルの上で開く。中からこぼれ落ちたのはキャットフードだ。彼はそれを一粒ずつ、ケチャップの入った小さな器の周囲に並べていった。
「剛くん、人間の食べ物と一緒はちょっとまずいんじゃないか?」
「いいんだ。このカリカリはきれいだよ。シャークも僕らと一緒に食べたがってるし」
別に人間と会食したいとは思わないけど、気持ちだけは有り難く頂戴して、僕とシャークはテーブルの中央に進み出ると、剛太が並べたキャットフードを一粒ずつ食べた。勇武は二本目の缶ビールを飲み干すと、「ふああ」と声をあげて大きな欠伸をする。そしてしばらく僕らの食事を見ていたけれど、ふいに「剛くん、美蘭のことどう思う?」と尋ねた。
「美蘭?猫みたいだ」
彼は手にしていたフライドポテトでキャットフードをつつくと、僕とシャークの鼻先に転がした。
「猫みたい?どういう意味だよ」
「最初ちょっと意地悪に思えたけど、そうじゃなかった」
「なるほど。じゃあ、
「亜蘭って?」
「美蘭の弟だよ、双子の。あの、三毛猫の写真を撮りにいった時に会っただろ?ここにシャーク連れてきた時もいた」
「あんまり憶えてない」
やっぱり。我ながら感心するほど、僕という人間は影が薄い。まあ、下手に目をつけられるよりいいよな、と思いながら、僕とシャークはキャットフードの最後の一粒を食べ終えた。さて少し髭の手入れでもするか、と身体を起こすと、勇武が「なあ、さっき、シャークとしゃべる方法を教えてもらったって、言ったよな」と尋ねた。
「うん。でも他の人には秘密」
「俺はさ、剛くんにシャークを紹介した人間だから、他の人とはちょっと違うぞ」
「そっか」と、剛太はあっさり言いくるめられて、「あのね、最初にこう聞くんだ。今日はお話しする日?しない日?」と口走っていた。仕方ないので僕とシャークは右の前足を持ち上げる。この際、ちょっと驚かせてやるか、という気持ち半分。
「ほらね。右足はイエスで左足はノーだから、お話しするよ。勇武ちゃんは何を聞きたい?」
「ええと、じゃあ、剛くんのことは好きですか?」
勇武は半信半疑といった顔つきで、酒臭い息を吐きながら質問する。答えはもちろん右足。剛太は「当然だよな」と得意げだ。こんどは彼が「じゃあ、パパのこと好き?」と聞く。実際は微妙なとこだけれど、流れで右足。
「じゃあ、ママは?」
少しだけ右足を浮かせてから、大きく左足。これは「いつも怒られてるもんな」と、結構うけた。勢いづいた剛太は「じゃあさ、勇武ちゃんのこと好き?」と聞いてくる。本人を前にして、空気を読むべきかもしれないけど、馬鹿らしいので、体勢を変えて後ろ足を大きく持ち上げ、尻の穴周辺を毛づくろい。勇武は「はあ?」とか言ってるし、剛太はソファから床に転げ落ち、息を切らせて大笑いしている。
全く、猫って奴は「猫だから」という理由だけで、何をやっても五割増しの評価を受ける得な生き物だ。僕とシャークは素知らぬ顔で毛づくろいを続けた。背中も綺麗に舐め終わったところで様子をうかがうと、勇武はもう寝入っていた。
こいつ、すぐ潰れるんだよな。テーブルからソファに飛び移り、僕とシャークは彼の寝顔を覗き込む。酒臭いし、軽くいびきもかいてるし、全てが間抜けだ。出来心で、開きっぱなしの口に前足を突っ込もうとしたら、剛太が「起こしちゃ駄目だよ」と制止した。
そして彼は僕とシャークを抱え上げ、テーブルの上に戻す。フライドポテトはほとんどなくなり、パン屑みたいな破片だけが散らばっている。それを指先で一つまた一つとつまんで口に運びながら、剛太は囁くような声で「ねえ、シャーク、弓野先生が、今度の団体鑑賞に来ませんかって、電話してきたんだって」と言った。いきなりそんな話されても、何のことかさっぱり判らないんだけど、まあ大人しく耳を傾けておく。
「ほら、僕いまフリースクールに行ってるだろ?でも本当は、小学校に戻った方がいいんだ。そうしたら、大学まで受験勉強せずにすんで、パパやママも安心するから。だけど明日から急に戻るとか、そんなの無理だからさ、とりあえず団体鑑賞で半日だけ来てみたらって。狂言やるらしくて、先生はすっごく面白いって言うんだけど、どう思う?」
なるほど、だんだん話が見えてきた。要するに不登校の復学工作ってことか。たしかに私立小とフリースクールの学費、両方払うのはけっこうな出費だろうし、不登校のままだとそのうち除籍されて、大学までエスカレーターという目論見も崩れるわけか。
「ねえ、シャーク、行った方がいい?行かない方がいい?」
こうきかれて、僕は我に返る。さっきの流れからして、シャークと剛太の会話はまだ続いてるらしい。面倒な事になったな、と思いながらも僕は、まあ、狂言ぐらいならそう退屈しないし、行っとけば?と、軽い気持ちで右の前足を上げていた。
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