主人公の一人称で、「」でくくられた台詞が一つもなく綴られた物語。閉じられた二人だけの小さな世界はとても美しい。
しがない小説書き。自サイトでは長編、短編、和風、洋風、はたまたアラビアン(?)と節操なく書き綴っている。
角を持ち、翼を持ち、銀色の髪をした「あなた」と、亜麻色の髪と瑠璃色の目を持つ幼い「わたし」は、異なる命の存在でありながら、親子のように愛し合っていた。緑の森の奥の遺跡で、二人だけの閉じた世界の…続きを読む
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