第17話 追記。友の死とエトセトラ。追伸あり。
追記も、いつもいつも、これで最後だと思い書いてるのですが、いろいろ思い出してしまい、増えてしまいました。
ネットだけの付き合いの仲間がいます。みんなでBBSをやっているのです。ある日、そのBBSを見ると、ネット友達のひとりが死亡されたというのです。
そのネット友達、仮にハンドルネームを「マタギさん」としますが、マタギさんのお姉さんが教えてくれたのです。マタギさんのお姉さんは、そのBBSのメンバーではありません。
マタギさんのお姉さんは、マタギさんに生前、そのBBSの存在を教えられていて、それで私たちにマタギさんの死を教えてくれました。
マタギさんはまだ、47歳ぐらいの若さでした。仙台の人で、東日本大震災の津波の時も、飼い猫が犠牲になられただけで、マタギさんと老父は避難して助かりました。
お母様はすでに亡くなっており(震災の前です)、お姉さんは結婚して関東にいます。仮設住宅に住んで、やっと家を新築した矢先の死でした。
以下は、うろ覚えや伝聞も入ります。マタギさんが死んだ後で、昼間だったと記憶していますが、風も無いのに、私の部屋の窓のサッシが、外から誰かが押したように、2回、トントンと鳴りました。
後で知った事ですが、その日がマタギさんの葬式の日で、他のネット友達も、勝手に壁のポスターがはがれ落ちたりしたそうです。
マタギさんのお姉さんによりますと、マタギさんとは、もし先に死んだら、何か合図をしようね、と約束してたそうです。つまり、死後の世界からの合図です。
マタギさんのお姉さんも霊感が少し有るらしく、いろいろ体験されているようですが、私はマタギさんのお姉さんとは、挨拶程度の付き合いなので、よく知りません。
ただ、私はマタギさんが、葬式の日に、私の部屋の窓をノックして合図したのだと信じています。
そのBBSのメンバーも、今では私を含めて2人。他にも居るのですが、みなさんお忙しくて、常連は2人になってしまいました。マタギさんの死が悔やまれます。もっとお話したかった。
話はかわって、第10話に出てきた愛犬のことです。私が中学生時代のある夜、その犬が、やたら吠えていました。
トイレ(第10話参照)の手前に、右に曲がる道があり、その先は少し歩くとすぐに戸で、庭に出られます。犬が、その戸の方をみて吠えています。
ただ、その戸の部分が、ちょうど家の建物の死角になっていて、犬のところまで行かないと、何に吠えているのか、わかりません。
そんなに、意味も無く吠える犬ではなく、私と兄と姉は、いぶかしんでいました。兄は「幽霊は怖くないが、泥棒なら怖い」と言います。そして、私のほうが力があるという理由で、私に見に行けと言うのです。
幽霊は怖くないと言いますが、本当は怖いんじゃないの? と思いつつも、上下関係で私が行く事に。
結果、犬は何もない空中に向かって、ずっと吠えていたのでした。何か犬には見えているんじゃないか、そう思わずにはいられません。そんなに吠える犬じゃないんで。
いま飼っている犬も、散歩の時に、ある家の前に来ると、急に立ち止まって空中を見上げます。1回じゃないんです。何度も。その家、何かあるんか?
また、いま飼っている犬が、散歩の時、急に立ち止まって、怯えたようにして、歩こうとしなくなる場所があります。
場所は、お墓を過ぎた、老人福祉施設の近く。お墓だったら、ホラーっぽいのですが、お墓の前は平気なんですよ。むしろ、墓地に犬が入ろうとしたことも、何度もあるぐらいで。墓地で犬が、オシッコすると不敬なので、入れませんが。
老人福祉施設の場所も、平気で通る事もあるんですが、なぜか怯えたように立ち止まり、Uターンする事があるんです。だいたい、夕暮れどきです。もしかしたら、ときどき何か居るんでしょうか?
今回の話は、ここまで。また何か思い出したり、新しい体験をしたら、追記しますが、これで最後の可能性も濃厚です。それでは。
追伸。紙の護符をクリアファイルに入れて、本棚に放置しておきました。本棚に入れてある本と、本棚の上の段との隙間にクリアファイルを置いたのです。
ある日、その護符を入れたクリアファイルが、なぜか私の前に落ちてきて。なぜ落ちたのか、原因不明です。
本棚の本は、同じ高さの本が並べてあり、凸凹はしてなく、奥行きもあるので、自然にクリアファイルが落ちるのは不思議です。風も無ければ、本棚に衝撃も与えてもいません。そもそもクリアファイルは、ある程度の重さが有り、ちょっとした風(例えば私が動いて起こる風)などで落ちるはずは無いのです。
だから、護符が放置されていることに怒ったと思い、今は手を合わせて拝んでます。ただ放置し過ぎて、なにに効果の有る護符かも忘れてしまい、申し訳ない思いです。
こういう事もありました。ときどき、先祖の墓にお参りするのですが、神道の好きな私は、お墓の前で念仏ではなく、神道式の先祖供養の祝詞を唱えようとしました。季節は夏前。
メモ帳に祝詞が書いてあるのですが、メモ帳を開いて、祝詞を読もうとしたら、ハエが飛んできて、メモ帳にとまりました。
嫌な気分ですよね。神聖な祝詞を書いてあるメモ帳にハエなんて。すぐに追い払ったんですが、しばらくすると、またハエがとまる。
ベルゼブブか! と思いました。ただのメモ帳ですよ。ハエが好んでとまるような、そんな汚いものではない。
やはり、お墓の前で神道式の祝詞は、ダメなんでしょうか? それからは、お念仏にしてます。
そして先日(2018年の1月4日)、お墓にお参りに行ったら、カラスが近くに来て、何度も私に向かって、カーカー鳴くんですよ。なんか嫌な感じ。新年最初のお参りだったのに。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます