アレクサンドル・スクリャービンの肖像

マキヲ

本編

登場人物紹介

本作に登場する人物の紹介です(括弧内は生年と没年。※帝政ロシアで用いられていたユリウス暦による)。


●セルゲイ・ワシリエヴィチ・ラフマニノフ(1873-1943):

作曲家、指揮者、ロシア革命後アメリカに渡りピアニストとして活躍。愛称セリョージャ。


●アレクサンドル・ニコラエヴィチ・スクリャービン(1871-1915):

作曲家、ピアニスト。シェーンベルク、ドビュッシーと同時期に調性音楽から離脱。神秘和音と呼ばれる独自の和音を生み出す。


●セルゲイ・イワノヴィチ・タネーエフ(1856-1915):

モスクワ音楽院の教授・院長。作曲家。対位法の理論家としても知られる。


●アレクサンドル・イリイチ・ジロティ(1863-1945):

ラフマニノフの従兄。リストの最後の高弟の一人で、ピアニスト、指揮者として活躍。


●ワシーリー・イリイチ・サフォーノフ(1852-1918):

モスクワ音楽院の教授・院長。ピアニスト、指揮者。スクリャービン、レヴィン、メトネルらの師。


●セルゲイ・アレクサンドロヴィチ・クーセヴィツキー(1874-1951):

ユダヤ系コントラバス奏者、指揮者。ロシア音楽出版社を設立。ロシア革命後アメリカに亡命。ボストン交響楽団の常任指揮者となり、世界的なオーケストラへと導く。


●リュボーフィ・アレクサンドロヴナ・スクリャービナ(1852-1941):

スクリャービンの父方の叔母。生後すぐに母を失ったスクリャービンの母代りをつとめる。


●タチアーナ・フョードロヴナ・シリョーツェル(1883-1922):

スクリャービンの二番目の妻(内縁関係)。


●ヴェーラ・イヴァノヴァ・イサコヴィチ(スクリャービナ)(1875-1920):

スクリャービンの最初の妻。ユダヤ系ピアニスト。彼女のスクリャービンとの間の遺児エレーナは、スクリャービン弾きとして伝説的ピアニスト、ソフロニツキーと結婚する。


●マリエッタ・セルゲエヴナ・シャギニヤン(1888-1982):

詩人、作家、劇作家、社会運動家。ラフマニノフのファン。


●ニーナ・パーヴロヴナ・コーシツ(1891-1965):

ソプラノ歌手。スクリャービンの唯一の《歌曲》の献呈者。のちにハリウッドで女優として活躍。


●ミトロファン・ペトローヴィチ・ベリャーエフ(1836-1904):

富裕な木材商で、音楽出版社を設立。スクリャービンのパトロン。


●ニコライ・アンドレエヴィチ・リムスキー=コルサコフ(1844-1908):

ロシア五人組の一人。元海軍士官の作曲家。ベリャーエフ委員会の一人。ペテルブルク音楽院の教授。


●アナトーリ・コンスタンティノヴィチ・リャードフ(1855-1914):

作曲家、指揮者。ベリャーエフ委員会の一人。ペテルブルク音楽院の教授、プロコフィエフの師。


●アレクサンドル・コンスタンティノヴィチ・グラズノフ(1865-1936):

作曲家、指揮者。ベリャーエフ委員会の一人。ペテルブルク音楽院(レニングラード音楽院)の教授・院長。ショスタコーヴィチの師。


●ニコライ・カルロヴィチ・メトネル(1880-1951):

作曲家、ピアニスト。帝政ロシア末期、ラフマニノフ、スクリャービンと人気を分ける音楽家。


●ヨシフ・アルカディエヴィチ・レヴィン(1874-1944):

ユダヤ系ピアニスト。ヨーゼフ・レヴィーンとも。


●セルゲイ・セルゲエヴィチ・プロコフィエフ(1891-1953):

ペテルブルク音楽院卒の作曲家、ピアニスト、指揮者。

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