第4話





(花の、香り‥‥‥?)



彼女は目覚めると、

何故か真っ白なセカイで花に囲まれていた。


顔を上げると、その大きな手に大量の花を持つ彼の姿があった。



彼は彼女の頭に作った花冠を乗せる。






「アイビーの花冠‥‥‥コレ、アナタが作ったの?」





死神は彼女の問いに頷き、覚えたての言葉で嬉しそうにこう言った。






『スキ、マッテタ』






彼女が辿り着いたそこは






『ズット、マッテタ』






ひどく暖かい地獄だった。



















<<アイビーの花言葉>>

【永遠の愛】【結婚】【不滅】【誠実】

【友情】【死んでも離れない】

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