11月5日

【解説】


 4日のメモを一連の流れにし物語としてまとめるために細かな要素が出てくる。

 ・恋愛の嘘のために彼女

 ・『幽霊が見える』のを主人公以外にもう一人。

 ・母親に間違われるために女装。

※完成版に関する全ネタが出揃う。(むしろ入らなくて削っている)


 といっても、この段階では要素から流れを書き出しただけ。

 多いな、とは思う。4000字の量では無い。


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※母親が殺されたのは4歳の時。

※裁判1年、懲役8年。出所して3年。

※今、高校2年。16歳。


正人


こだま 母親と一緒に殺された正人の弟

香苗  正人とこだまの母(故人)


ゆうか 目下の彼女。恋に恋する美少女。迷惑。

幽霊を見る少女




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地方紙に写真が取り上げられる。架空の美少女は艶やかに微笑んでいる。

呆れている『声』。

「正人君すごいねぇ。可愛いよ。朝一番で買って来ちゃった」

そう言って仕事に出掛けていく求職中の父親。


政治家は意見をコロコロ変える。

友人は金の無心。


三日前からの彼女はラインでメッセージを送りつけてくる。

既読スルーと言われるのも面倒で、俺はスマートホンをそっと伏せた。


*


登校時転校生が交差点の隅、枯れた花束を見つめている。

「おはよっ。既読スルーダメって言ったじゃん!」

体当たりしてくる彼女にふらつきながら視線を戻す。

「ゆうか!」

 ひしとゆうかが俺の腕を掴む。

 ゆうかの元の彼氏たるバスケ部の先輩は、縋るような目をゆうかに向ける。

「嘘だったのか!?」

「もっと好きな人が出来ただけ」

『嘘つきだなー』

――知ってる。


視線を感じ始めたのは何時からだろう。

スカウト

その他雑多な男共。

でも、女装してないからスルー。


部活の先輩に請われて女装。

母親を殺した男に目を付けられる。

『嫌な奴がいる』

――嫌な奴?


教室ですれ違う転校生。

こだまと目があってる風。

驚いて目で追う正人。

焼き餅を焼く彼女。

「あの子、嘘つきなんだよ」

ニヤニヤしているこだま





「香苗。待っていてくれると信じてたよ」

誰だ?

「今度こそ、二人で死のう」

ナイフ。


転校生が警察を呼んでくる。

転校生のそばにこだま。

拘束される殺人犯。


 ※彼女に振られる。

 「嘘だったのか」諦めにも似た気持ち。



「母さんのこと、聞いていい?」

「そうだなぁ」

 俺と同じアイスをパクつくこだま。

 似ているなと思う。

 父さんに。

「やっぱ、いいや」

「え」


 僕は僕の本当の中で生きていく。


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