自生について

廃他万都

第1話

人は何故生まれてくるのだろか。植物は自生する。

人は人の体から沸いて出てくる。

人も植物も、心を持っているらしい。


そもそも人は心を重視するという事からして不思議な生き物だと思うのだが、心を重視しなければ言葉なんてものは生まれなかったのだと思う。


心が無ければ、死にたいとも生きたいとも思わないし

言葉が発せられたら何のために何の目的で使われるのだろうか。


もし種が繁殖、繁栄を望まなかった場合…



色々と考える。




人は自生する。

どんな人も生きなくてはいけないからすごく考えて毎日を生きる。

何も考えてないという人でも瞬間湯沸かし器のように怒るなら、そんなに怒るほど考えて生きている。


どんな赤ん坊も自生する。心臓を動かし、五感を働かせ、感情をどうにかして発露しようとする。


言葉は表現の一つで


でも言葉を話せなくても人間である。


表情は表現の一つで


意図しなくても相手に伝わりゆくものである。

伝わって感じてしまう、人間は1人1人とても繊細にできている。


繊細さを隠していかなければとても生きてはいけない。


行動は表現の一つで


それを他の力で押さえつけるのはそんなに簡単な事ではない。

動けるのに動かないでいるのも行動の一つ


そしてそれぞれに意味を考える。


意味がなければただのロボットだ、ただのいいなりだ、


そんな風に言ってみたりもする。




でもどう頑張っても人間はロボットにも

誰かの完全ないいなりにも

なれるはずがない。

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