序章
第1話 Welcome‼︎ New World!
創世神は世界を創り、深い眠りについた。後を託された女神と魔神は有象無象生物を創る。女神は初めに、自分に生き写しな古代人族を創った。そして、魔神は競う様に自分に生き写しな魔族を創った。
互いに離れた場所に住み始め、文明文化を築いた。
だが、女神は余り数が増えないのを見て、焦りながらも、新しい様々な種族を創る事にした。
その中でも人族は様々な文明文化を作り、栄え、人族は増え、大陸中に
それに、激怒した魔神は、色々な魔物を放った。狙い通り、人族は数を減らした。それを見た魔神は喜んだ。
魔物を撃退する方法として、一番的しているエルフ族と古代人族に、魔法という奇跡を簡略進化した魔術を与えた。
魔神はまたもや激怒し、憎しみの余り、女神を殺害しようとしたが、予想していた女神は逆に魔神を殺害したが、女神もまた重症であり、眠りについた。
やがて、魔神の身体と血は世界に散らばった。魔神は最後に、血が降り注いだ大地や海は魔物を永遠に生み出す瘴気が溢れるスポットなり、身体は再び復活為に世界に隠した。
【エゼア教祭典『世界神話の終焉』より一部抜粋】
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「…………ここは?どこだよ?何これ?」
私の周りには、澄み渡る青空に、山の上にある小さな村跡らしき遺跡が目の前にあった。
決しては私は生まれてから22年間故郷の日本から海外へ旅行にも出てない。
呆れて空を見上げると、眩しくて見れないけど太陽らしきものもある。
だけど……
白く光る月とぼんやりとした空の青さに溶け込みそうな蒼く光る月?がある。
見間違い?
いや、目を擦って見たが、やはりある。
ここは地球ですらないのか……
今現在、石畳の円形の広場に座り込んでいる。服は下着と薄手の白いワンピースぐらいだな。立ち上がり、歩いてフと視界の端に見た地面に咲く白い小さな花を気になり見つめる。
ハクナの花 【植物科】魔力を多く含んだ地域に咲く花。花びらは新鮮な状態で薬草と混ぜてすり潰すと、薬草の苦味が減り又、効果がかなり上がる。茎と葉は、水分が抜けてからすり潰し、
何だこれは。
この説明文。
まるでゲームに出てくる様な……
あれ?
ゲーム?何か忘れている様な……
あっ!
思い出した!
「私、ゲームのキャラメイクが終わったら、急に眠くなったんだ!」
私は此処にくる前の記憶を思い出した。
そう私は
その日自分の勤めている会社がブラック企業で、くたくたになりながらも残業のした帰り道。
疲れてへとへとだった。
でも、最近恋しているのを自覚したから、少し紛れていた。
だけど、偶然にもその帰り道で、失恋してしまった。
もう、恋はこりごりと思いながら、スマホを見ると、発売前ゲーム『蒼月のサザルクォーク』の事前登録が出来ると書かれていた。
特典として、事前登録限定アイテムとスキルガチャが回せるそうだ。
私は、まえから楽しみだったので、これはまるで失恋を慰める様にありがたいなぁとキャラメイクをした。
名前はエルエリア。別のゲームでも使ってたけど、まぁ被ってるけどいいよね。
女性で髪色は銀。瞳は青色。顔立ちは、キリッとした美人がいいよね。
背の高さは少し高め。
胸か。
あり過ぎてもねぇ……
剣士だと、邪魔くさくならないのか?
胸は王道の剣士か魔法使い系で迷っていたのでどちらでも出来る様に普通より少し多めのくらいだ。
まぁ、ゲームだし、そんなに関係ないのかと思いながらクスっと笑う。
職業はまだ選べないみたいなので、スルー。
そうすると、とうとうガチャの時がきた。
失恋して運が悪いから、その分良いスキルにしてくれっと願うと、クスクスと笑う声が聞こえた。
えっ、と思ってスマホ見ると。
SSSRの文字が見えて嘘でしょと目を擦っても、相変わらずその表記だったので嬉しくて、ヨシっとジャンプしちゃった。
周りを見るとラッキーな事に誰もいないので嬉しく思いつつ、次に進み、そこには選択肢があった。
Q.夏休みの宿題はいつ頃やりますか?
・真っ先に終わらす。
・少しずつ進め、終わらす。
・ギリギリまでやらずにいる。
うーん。
これは、なんだまでだったなぁろうか。何かのパラメータが変わるのかと思いつつ見る。
私は得意なのは少しずつやって、苦手な科目は、ギリギリまでだったなぁ。と昔を思いつつ、私は苦笑しつつ真ん中の選択肢を押す。
A.少しずつ進め、終わらす。
次に出た質問は。
Q.あなたの嗜好は?
・甘党
・辛党
・全部好き
これは。
断然、甘党だ。デザート大好きだから。
A.甘党
Q.もし、目の前で助けを待つ人がいたらどうしますか?
・直ぐさま助ける
・誰か呼んで助ける
・見て見ぬ振り
うわ!
これは何か迷う質問だなぁ。
でも、私は見て見ぬ振りだな。
触らぬ神に祟りなしだね!
A.見て見ぬ振り
ありがとうございました!
これで事前登録終了です。お疲れ様でした。
限定事前登録アイテムをお贈りしました!
開始までもうしばらくお待ちくださいませ。
そんな表示が現れて、私は早くやりたいなぁと思いつつ、高鳴る鼓動を抑えながら前を見上げる。
スマホを再び見ると、いじってもフリーズしているのか動かない。
故障かと思って、ポケットに入れる。
あれ?物凄く眠たい。
いやいや、道端ですから。私、起きろー
思いつつ、目蓋を閉じてしまった。
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