記憶の再認と発見1
エクス・ギャリバー、噂を見ただけ。目的は観光旅行でアヴァン・ゲルドに向かう事にした。
親共々健在でそこらの引き篭もりとは違く、親子仲良く俺は暮していた。なので、アヴァン・ゲルドには3日間の旅路となる為キャンプ用品やら長持ちする食材なども準備してくれたのだ。
ここからは忘れてた記憶。そして、第三者視点だったからこそ気づけたのだ...
「もう少しで、アヴァン・ゲルドだな。」
俺は大都会のアヴァン・ゲルドに憧れて観光に向かっている。晴れて地元の田舎から離れる事が叶ったのだ。
「にしても、夜は寒いなぁ〜。」
張ったテントの中で寝袋に入り込んで次の日の準備(就寝)をしていた。
「ふぁぁ〜...」
寒さに少しづつくる温もりが心地良く、次の日に着くアヴァン・ゲルドの好奇心からか直ぐに寝る事が出来た。
抜き足差し足とゆっくり近づいてくる謎の人物がいた。第三者視点だからこそ夜なのにハッキリと姿形が見える。
髪はショートカットに片方だけ角が生えている。目元までは確認出来ないが、顔には漢字の兜に似た模様が描かれている。何かとてつもなく冷たいオーラを纏っているかの様な気配があり、見ているこっちがまるで視認されているかの様な気分になる。
(あいつは何者なんだ?。)
その人物をAとこれから表すとしよう。俺のテントの中にAはテレポート?をしたのだ。
そして、Aは寝ている俺の頭に手を添え、呪文?の一種なのか呪語を並べだした。当然俺は職業を持っていないからか理解出来なかった。
(Aが何かしたのは確かだが...それが記憶喪失の原因になっているのかは分からないな。)
そこからAは何事もなかったかの様に消えていった。
次の日は、清々しい気分でエクス・ギャリバーを優先に抜きに行ったのだ。
(この時点から目的が変わってると思われる...やはりAが原因なのか...?)
エクス・ギャリバーが簡単に抜けた。天の声の様なものが聞こえてきた筈だが...第三者視点でも特に人影などは見えていない。
(天の声だからなのか?疑問が増えていく一方だ...)
そして、記憶は魔科警察もどきに会った所に進む。魔科警察もどきは記憶違いなのか?実は警察はAだったのだ。
元々の記憶だと、角も生えていなかったし、顔の模様も無かった筈なのに...
「すいませんでした。さようなら!!」
逃げ去る俺にすかさずAは何かエネルギー?の様なものを飛ばしてきていた。それは俺に当たるとバシュッっと音とともに消えて行った。
Aはまるで予想してましたニヤッっと顔をしていた。読心術は持っていないが直感的にそんな感じだと判断。
(何かの音がしたと思ったのはこれだったのか!!。)
謎が増えたが謎が一つ解決した事にかなり嬉しい事ではある。
此処までは大体覚えている範囲の記憶だ。
これからする話は、俺が下水道に居たまでのスッポリと消えた記憶だ...。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます