ルーシー連邦軍の兵器
305mm列車砲⑫
ルーシー連邦軍が運用した列車砲。
モデルはソビエト連邦赤軍が運用したTM-3-12 305mm列車砲。
列車砲とは、鉄道のレールの上を走行する車台に砲を搭載した兵器の内、主に大威力、大重量の砲を1門搭載しているものの事である。
関連する兵器としては装甲列車というものがあるが、こちらは装甲によって防御され、中程度の火砲や機関銃を多数搭載しているという点で区別されている。
スペック
・砲口径304.8mm(12インチ)
・砲身長15850mm(52口径長)
・重量340t
・弾頭重量470kg
・砲口初速830m/s
・射程30000m
ソビエト連邦が開発し1938年より運用した列車砲。
ロシア帝国海軍のインペラトリッツァ・マリーヤ級戦艦の1番艦、
インペラトリッツァ・マリーヤの主砲は4門であった事、現在3門が現存している事から製造数は3門か4門のどちらかされている。
初の実戦参加は1939年からの冬戦争であるが、この戦争、ハンコ半島のソ連海軍基地の防衛に配備されていたTM-3-12がフィンランド軍に鹵獲されている。
ソ連軍が放棄した時に破壊措置は取られていたが、フィンランド軍はフランスから輸入したインペラトリッツァ・マリーヤ級戦艦の2番艦インペラートル・アレクサンドル3世の主砲を転用して修理している。
WW2戦後、全てのTM-3-12はソ連に戻り、最終的に1961年まで現役だった。
現在はモスクワ、旧フィンランド領クラースナヤ、サンクトペテルブルクに1門ずつが現存している。
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