リボルバー拳銃⑪

 フランソワ共和国軍の将校らが携帯していたリボルバー拳銃。

 モデルはフランス共和国軍制式のmodèle1892。


スペック

・口径8mm

・銃身長117mm

・使用弾薬8mm×27フレンチ・オードナンス

・装弾数6発

・全長254mm

・重量0.84kg

・銃口初速225m/s


 フランス共和国軍が1892年から使用したリボルバー拳銃。

 なお、本銃と本銃に用いられている8mm×27フレンチ・オードナンスは無煙火薬を用いるルベルMle1886小銃より後の設計であるが、しかし初期の弾薬には発砲煙の多い黒色火薬が用いられていた。


 サン=テティエンヌSaint-Étienne造兵廠によって開発され、ベルギーやスペインでライセンス生産されたものを含めると約35万丁が生産された。配備先はフランス陸海軍の他、国家警察、国家憲兵隊、国家林業局、中央銀行などがあり、国外への輸出先としてはスイスやチェコスロバキアなどがある。


 フランス軍では本銃をWW1の他、後継のMas1935自動拳銃が採用された後のWW2やインドシナ紛争、同じく後継のMAC1950自動拳銃が採用された後のアルジェリア戦争でも限定的ながら運用され、最終的に1962年まで現役であった。

 さらに言えば、本銃の前にフランス軍が採用していたMas1873-1874リボルバー拳銃ですらWW2まで運用されていた。

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