戦闘機③
帝国軍が運用する戦闘機。
一般の戦闘機部隊の他、クルスコス陸軍航空隊試験工廠にも複数機の配備が確認されている。
小型爆弾の搭載も可能なため、限定的ながら爆撃能力を有する。
モデルはHe51だと思われるが、主脚構造や尾翼形状などに相違点がある。
恐らく航空魔導師の存在によって航空技術の発展が史実とは異なる道筋を歩んできたことを機体形状の細かな差異で示しているのか、単なる作画ミスかは制作サイドのみが知っている。
もしくは、私が正しいモデル機を見落としているだけなのかも……。
スペック
・全高3.2m
・全幅11.0m
・全長8.4m
・自重1460kg
・発動機BMW VI 液冷12気筒V型エンジン(750馬力) 1基
・最高速度330km/h
・航続距離570km
・実用上昇限度7700m(25256ft)
・武装7.92mmMG17機銃 2挺(各500発)
戦間期ドイツのハインケル社でスポーツ飛行機として開発され、1933年にドイツ空軍に採用された複葉戦闘機。
木材と鋼管、軽金属によるフレームに布張りという構造と、主翼が2枚の複葉機という当時としても旧式化しつつあった形態の戦闘機ではあったが、再軍備したばかりのドイツにとっては、他の列強が持つ空軍力とのギャップを埋めるのに大きな働きをした機体とも言えるだろう。
本機は1936年に勃発したスペイン内戦でナチス・ドイツが派遣したコンドル軍団によって運用され、共和国派が運用したフランス製旧式戦闘機を多数撃墜するといった活躍を見せたが、共和国派がソビエト連邦製のI-15やI-16といった、本機と同時期に開発されながらもより近代的で高性能な戦闘機を運用し始めると劣勢を強いられ、後継機であるBf109が主力戦闘機の座を引き継ぐ事となった。
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