第23話 涼香

「あなたはこの話を収束させる気があるの?」

白鳥佐紀は言った。


「えっと・・」

僕は言葉に詰まった。


「話の繋がりもろくにないし」

「・・・」


僕は自室で録画した深夜アニメを見ながら昼間白鳥佐紀に言われたことを思い出していた。

アニメの内容はあまり頭に入っていない。


「お兄ちゃん、晩御飯ができたって」

妹の涼香りょうかが僕の部屋のドアの前に来て言った。

「わかった今行く」

僕は答えた。

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