「なぜ国同士で争ったりするのだろうか」

　僕は白鳥佐紀に聞いてみた。

「私思うんだけど、言葉の違い、肌の色の違い、それらの違いで人を区別したりする。その考えが争いの元になるんじゃないかなぁ」

「ふーむ・・」

「基本的に人間はほとんど同じね。考えていることも」

「そうだなぁ」

「小さな場所を争って戦争とかしたりすることも愚かしいことだと思うわね。それですごい被害が出たりする」

「そうだなぁ。どうすればいいのかなぁ」

「ひとつ言えることは人類はもう争いや戦争をやめなければ持たないということかしらね」

「戦争をやめるという決断を人類が下すということか」

「そういうことになるかしらね」

　白鳥佐紀はつぶやいた。

「人類がその意思で統一することかしら」

「ふむふむ・・」

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい