第18話 休み時間
「なぜ人類は戦争とかするんだろう?」
僕は白鳥佐紀に聞いてみた。
「いい質問ね鈴木佐君。まぁ欲望とかがあるからでしょう」
「ふむふむ」
「そして戦争で人をころしたりすると、その復讐のためにころし合いをしていくわけ。それで戦争は続いている」
「どうすれば戦争をしないようにできるんだろう?」
「まぁ最初の段階で止めるのが一番だわね。戦争状態になるところし合いの渦になっていく。そこから抜け出すことは容易ではないでしょう。どちらかが降伏するか滅亡するまで」
と白鳥佐紀は言った。
「いやはやおそろしいことだなぁ」
「まぁ戦争が好きな連中はころし合いを始めたりしたいんだろうけど、かなりの迷惑なことね」
「そりゃそうだな」
「なぜそんな事をしたがるのかしらね。あほだとしか言いようがないわね」
「そうだな。どあほだな」
僕はアイスコーヒーのストローを回した。中の氷がカラカラと鳴る。
「そうすれば戦争を防げるかな」
「ま戦争を起こすようなやつにその手段や権限を与えないとか」
「そりゃそれがなければ起こせないわな」
「でも戦争が好きなやつはそれを欲するわね」
「そうだなぁ。かなりの困りものだなぁ」
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