第7話 公園2
「とりゃ、おりゃ、あちゃ、とう!」
僕は公園で拳法の稽古をしていた。
自分で編み出した必殺の拳法だ。
「・・あんた・・単なる不審者にしか見えないんだけど」
ベンチに座っている
「そうね・・ふふふ・・」
彼女の側には
彼女はショートカットでいわゆる美人だ。
・・まぁ白鳥佐紀もそうだが。
「で・・何でそんなことをしているの?」
と白鳥佐紀。
「不良とかに絡まれた時闘うためさ。俺達目をつけられているしな」
「私は無関係だと思うんだけど・・」
と三鶴城。
「私の友達である以上、あなたも無関係ではいられないわよ、未知瑠」
「えー。私はか弱いテニス部の女子高生なんだけど・・」
「ラケットがあるでしょ。それで叩きなさいよ」
「えー、私そんなこと・・」
「あなたのスマッシュならイチコロよ」
「そうか」
□ □ □
「さて・・未知瑠さっさと帰ろう」
「うん」
二人は去っていった。
僕は公園に一人取り残された。
風が吹いてきた。
少し寒くなってきた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます